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なつのいろ

作者: Soraきた

いつもレビューをいただき、ありがとうございます

ビーチパラソルを少しだけ傾けた

地平線は、なぜ

あんなにも

ハッキリとしているんだろう

迷いを消してくれるように


波間に映るキラキラに連動して

わたしは目をパチクリさせていた


新しい道ができた

そのおかげで

いつもより、早く着いた

良かったと思う反面、

わたしの好きな風景へと続く道とは

違っていたから

さみしくもあった


途中、立ち寄った店で

ビーチボールや

海に必要なグッズが

2割引から3割引となっていたから

お得と思いながらも

いちばん、この店が

次の季節を感じ取っているんだなと

思ってしまった

まだ、日差しも

じゅうぶんに残っているのだけど


サングラス越しの海に

わたしは恋を探しにきた

もちろん、新しい恋ではなく

キミとの恋を

もっと強いものにすること

キミには伝えていないけど・・


知らないうちに

強い日差しが肌を目覚めさせる

ビーチパラソルをもう少しだけ

傾けて

わたしとキミを覆うように

影を作った


どれだけか時が経ったんだね

キミのしぐさばかり気になっていた

キミの話に夢中になってた


ふたりの影は

恋することに臆病とはならずに

でも、地平線のように

ハッキリとその存在を

示してくれていた










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