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悪役令嬢の語りかけ

遠き南西の果て

聖女の血脈に覆われた地がある


トリスティア皇国


皇国は初代皇帝が確立した召喚の儀を連綿と受け継ぎ

千年以上にわたり異世界から聖女を呼び寄せてきた


聖女による強大な力を用いて我々と大陸の覇権を争い

人間国家の宗主として今なお版図を拡大している


しかし皇国を興したのは皇帝と聖女の力のみにあらず

七つの遥かに古き魔法使いが初代皇帝を擁立したのだ


今や六の至宝と今代至高の聖女が芽吹き

我々を脅かすトリスティアの栄華は頂点に達する


最強の聖女、伊勢谷翡翠


輝杯の聖女、澄城真紀名


祝唖の聖女、白草光希




耳ある者は聞け!

我らが怨敵の名を!


砂塵の廃廻たる屠死の聖女

入間過虎!


未だ四肢が残りし者は戦え!


燗爛に火を焚べし葬列の聖女

ルクレシア・アリスブラント!


知に足る者は覚えよ!

我らが唾棄すべき奸婦の名を!


皇国を治むる死季の聖女

透亜詠美花!


そして武を誇る者は災女を誅し

亡き輩に義を示すのだ


刃なき聖剣を携えし殺戮の聖女

羽塚芽衣への誅によって




さすれば我らは導かれるであろう


真の聖女

イフィリオシアの名のもとに






「あら、伊勢谷先生が元聖女と呼ばれていない……」

「でしたら先生もいた勇者パーティが来る前の演説記録ですわね」

「それにしてもいただけませんわ」

「至純の聖女たる私が読み上げにないだなんて」

「……けれど結局はこんな聖女について語った言葉も意味がない」

「あなたは先生の手にかかることすらなく」

「ただの人間の勇者に敗れたのですから」

「哀れな魔族」

「とても哀れな」

「魔王様」




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