新世界の神になる。
よろしくお願いします。
小説を楽しみながら書いていきます。
お粗末ながら読んで頂けたら幸いです。
異世界ワールド。はじまりです。
カイトには夢がある。
この世界の貧しい、不幸な運命を背負った人々を救うことだ。
そのためには、この世界をもう一度作り直さないといけない。
カイトは、新世界の神になろうとしていた。
はじまりの村。ゼロ。
そこでは、カイトともう1人。新たな旅に胸を踊らせる少年がいた。オノル。彼は魔法使いの家に育ち、魔法の英才教育を受けたいっぱしの初心者魔法使いだ。だがしかし、そのスキルはすでに中級者の魔法を無詠唱で使えるほどの腕前。得意魔法は、氷を使った魔術。オノルはこの氷で剣を作り、遠近両用の戦術によって戦う戦法を得意としていた。
「今日が旅立ちか。長かったな。とうとう俺もオノルも16歳。旅に出るのが認められる年になった。目指すは、サイハテの村、オメガ。そこで、神人の加護を受け、やっと世界の貧しい人々を救うことが出来るんだ。」
「俺はこの世界の新しい神になる。弱き者の盾に。あのインドラのように世界を救うんだ。」
「新世界の神になるはカイトの口癖だな。確かに俺も今の世界には思うところがある。魔物の侵攻によって食もままならない村の人々、同じ人間なのに奴隷として人として扱われないような人々。そういった人々を救うのがカイトの夢だもんな。ほんとにカイトは凄いよ。」
「オノル、それは褒めすぎ。まず、グランド王国の王に会って、職業を授かり、正式な冒険者として旅立とう。もちろん俺の目指す職業は魔法じゃなくて奇跡を扱う職業メシア。オノルは、ビショップだろ?得意の氷魔法だけじゃなく、神聖魔法を使い傷付いた人や病に苦しむ人を救うんだよな。」
「お互いの夢を絶対に叶えような。それじゃあグランド王国目指して旅に出るとするか。」
カイトとオノルは、グランド王国を目指して、旅に出た。果たして彼ら2人はこの世界アンダーグラウンドを救うことが出来るのか。
2人の冒険はまだ始まったばかりだ。