災い転じて福となすって奴です!あれ?違う?
こんにちは!
前回の話を投稿したらブックマークが急速に増えたり、感想貰えたりして舞い上がってるオムレツです!
まぁそれはともかく今回はちょっと長めです!
ではでは、どぞ!
-------日野家----------
side 優斗
ピピピピッ
僕は目覚まし時計の機械音を聞き目を覚ました。
「ふぁ~もう朝か」
何の変哲もない平日、、のはずなのに何かいつもと違うような気がするのはなんでだろう?何故かいつもより目覚めも悪い気がするし、、うーん、、
「そっか。今日はめぐ姉が来てないからか」
毎日目覚ましはセットはするものの、いつもめぐ姉がそれよりちょっと早く起こしに来てくれるから、目覚まし時計の目覚まし機能を使ったのはずいぶん久しぶりな気がする。
それにしてもめぐ姉どうしたんだろう?
「リビングに行ってみたらわかるかな?」
そう思い僕は自分の部屋を出ると、ちょうど寝起きの凛が部屋から出てきたところだった。
「おはよう、なんか今日はいつもに増して眠そうだね」
そういうと凛は眠いのか目こすりながら、、
「おふぁよ〜。う~ん、、今日は自分で起きたからかな?目覚ましってあんなにうるさいんだね。耳が壊れるかと思ったの、、」
どうやら、凛の所にも行ってないらしい。まぁ、2人とも一人で起きれない年齢でもないから、問題はないといえばないのだが、いつも嬉しそうに起こしに来てくれていたので、やはり気になってしまうのは仕方ないと思う。
そして、僕たちは顔を洗いリビングに行くが、めぐ姉はそこにもいなかった。
「あれ?お姉ちゃんいないね?いつもこの時間ならキッチンにいるのにね」
「うーん、、めぐ姉の部屋かな?」
先に家を出るにしても何も言わずに行くとは考えにくい。そう思いめぐ姉の部屋に行ってみることにした。
「めぐ姉いるー?寝てるのなら起きないと遅刻しちゃうよ」
僕は「恵美の部屋」と書かれた部屋のドアのノックをして、呼びかけるが何の反応もない。
「めぐ姉?いないのかな?入るよー」
僕はいないのかと思い一応確認の為に部屋のドアを開けると、めぐ姉がベッドの近くで倒れていた。
「めぐ姉!?どうしたの!?大丈夫!?」
「お姉ちゃん!?」
近づいてめぐ姉を抱き起すと、めぐ姉は気付いたのか目を開けた。だが、顔は赤く、息も荒い上に目はいつもより虚ろ気だった。
「うぅん、、あれ?ゆうちゃん?もうそんな時間?ごめんね、、今日なんか体が重くて。ふらついてこけちゃった。で、そのまま寝ちゃってたみたい。」
「そんな事気にしなくていいよ。めぐ姉熱あるんじゃない?体すっごく熱いよ」
僕は熱があるのではないかと思い、自分のでことめぐ姉のおでこを合わせた。
「やったぁ~。朝からゆうちゃんとおでこごっつんだ~」
めぐ姉は苦しそうだが、嬉しそうにニコニコしていた。
しんどい所為なのか言葉がいつもより甘ったるく、ほほを染めている為、いつもより割増しで可愛いと場違いながら思ってしまった。
僕はそんな気持ちを落ち着かせ、おでこを合わせると明らかに普段より熱かった。
「やっぱり、、結構熱いよ。学校には僕から伝えておくから、今日は一日安静にしていいたほうがいいよ。母さんと父さんも今日出張から帰ってくるみたいだから一応連絡しておくよ」
僕はそう言いながらめぐ姉を下から腕を入れて持ち上げて、ベッドまで運んだ。
「はぁぅ、、まさか、お姫様抱っこで運んでもらえるなんて、、我が生涯に一片の悔いなしだよ、、」
「もう、、馬鹿なこと言ってないでしっかり休んでよ」
「は~い、、ところで、、重くなかった?」
めぐ姉は布団から顔を半分程隠しながらおそるおそるといった様子で尋ねてくる。ほんとに、いつもはふざけた感じなのに、ふとした時に乙女になるからほんとに心臓に悪いと思う。
こういう所がめぐ姉の魅力であり魔性な所だと思い知らされる。
「全然重くなかったよ。もしろ、軽くて心配になったくらいだよ。50キロもないんじゃない?」
そういうと、めぐ姉はにゅっと手を伸ばし僕の頬を両手で引っ張ってきた。
「ゆうちゃん、、女の子に体重を聞くのはタブーだよ」
「お兄ちゃん、さすがにちょっとデリカシーに欠けてると思うの」
「ごふぇん、ふぁるかったよ。ふぁからふぃっふぁるのやふぇて(訳ごめん、悪かったよ、だから引っ張るのやめて)」
僕がそう言うと引っ張るの渋々やめてくれた。
「もぅ、仕方ないからさっきの抱っこに免じて許してあげるよ。ところで、2人とも学校行かなくても大丈夫?結構時間遅いんじゃない?」
僕はめぐ姉の言葉を受けてハッと時計を見ると、いつも出ている時間の10分前だった。
さすがに、もう準備を始めないと遅刻してしまう時間帯だ。でも、こんな状態のめぐ姉を置いて学校に行くのは些か心配だ。
凛も同じ気持ちなのかどうしようと悩んでいる顔だ。めぐ姉はそんな僕達を見て、、
「大丈夫だよ、ただの風邪だと思うし、気にしないで学校行ってきて。急がないと遅刻しちゃうよ?ほらほら、私の所為で遅刻なんてお姉ちゃん許しませんよ」
めぐ姉はそう言い、力なく手を振った
「わかったよ。でも何かあったら絶対に連絡してきてね。あと、今日は早めに帰ってくるからご飯とかも気にしなくていいよ」
「私も学校が終わったら飛んで帰ってくるの」
「うん、2人ともありがとね。あと、行ってらっしゃい、気を付けて行ってきてね」
その後、僕たちは急いで支度を済まし、後ろ髪をひかれる思いで家を後にした。
-----side恵美-------
ゆうちゃん達が学校に行ってからどれくらい時間がたったでしょうか、、。あれから薬を飲んで安静にしているんですがあまり体調はすぐれないままです。
「うぅ、、頭痛い、、なんか視界がぐるぐるする」
思ったよりも風邪がひどいのかもです。
「そういえば冷えぴたももう冷たくないし替えようかな、、んしょ、、あれ?」
体を起こそうと思って力を入れたのですが、体を少し起こしたところでベッドに沈んでしまいました。
「うーん、、これは無理っぽいなぁ。はぁ、、諦めてもう一回寝ようかな、、、」
そうして私はもう一度目を瞑り、眠ることにしました。
それからは、寝苦しさからか寝て起きてを繰り返していましたが、急におでこにひんやりしたものが乗せられました。
誰でしょうか?ゆうちゃん?凛ちゃん?そんな筈ないですよね、2人とも学校のはずですし、、
そう思って目を開けるとそこには凛ちゃんがいました。
「あれ?、、凛ちゃん?、、もうそんな時間?」
そう思って時間を見るとまだ12時半を回ったところでした。学校が終わるにしては早すぎる時間帯です。
「あ!お姉ちゃん!大丈夫?しんどくない?これおかゆ買ってきたから食べれそうなら食べたほうがいいと思うの」
「う、うん、、寝たら大分よくなったよ。でも、凛ちゃん学校はどうしたの?まだお昼だよ?」
そう聞くと「うっ、、」と言葉を詰まらせてながら、、
「えっとね、、えと、お昼まで授業受けてたんだけど、お姉ちゃんが心配でいてもたってもいられなくて、帰ってきちゃったの、、ごめんなさい」
そう言って凛ちゃんはしゅんと俯いてしまいました。
はうぅ!!か、可愛すぎるぅ!!
誰が何と言おうとうちの妹が世界一可愛いです!異論は認めないです!いいですね?
本当は姉として怒るべきなのでしょうが、そんなことできるわけないです!そんなこと思っていると、不意に部屋がノックされました。
「めぐ姉起きてる?入るよ?」
そこにはなんと、お盆を持ったゆうちゃんがいました。
「あっ起きてたんだ。体調は大丈夫?一応ポカリとか消化に良さそうなもの買ってきたんだ、、けど、、、」
「「・・・・・・」」
そこで凛ちゃんとゆうちゃんが2人が向かい合って固まってしまいました。そんな二人を見て思わずくすっと笑ってしました。
「もう、2人とも心配しすぎだよ。いくら心配だからってほんとは早退なんてしちゃダメなんだよ?」
「だってしょうがないでしょ、、あんなしんどそうなめぐ姉初めて見たんだから、、」
「そうだよ!学校どころじゃないの!」
どうやら2人とも心配で帰ってきてくれたみたいです。
口では駄目だよと言いつつも内心は嬉しくて舞い上がっちゃうのは仕方ないですよね?だってだって、可愛い妹と可愛い弟が私のことを心配してわざわざ帰ってきてくれたんですよ?これで喜ばない姉などいるわけないのです!
「もう仕方ないなぁ。罰として2人には私の看病をお願いしようかな?」
「「うん!任せてよ(なの!)」」
それから、凛ちゃんに体を拭いてもらったり、ゆうちゃんにご飯を食べさせてもらったり至れりつくせり状態でした。
ご飯も食べ終わり、私は再びベッドに横になりました。2人ともまだベッドの横にいてくれています。どうやら今日はずっと傍にいてくれるそうです。
「二人とも今日はありがとね。ほんとはね、ダメだよって言ったけど、、2人が学校を休んでまで看病してくれて嬉しかったの。お姉ちゃんとしては駄目かもしれないけど、、苦しくて、目を開けた時に凛ちゃんがいたことが、そのあとゆうちゃんが来てくれたことが嬉しくて、心がすごくポカポカして、今とっても幸せなの。だから、ありがとうゆうちゃん、凛ちゃん。2人が風邪ひいたら今度は私がしっかり看病してあげるね」
私がそういうと2人とも照れくさそうに笑いかけてくれます。そんな2人を見ていると再び眠気が襲ってきました。
今日はいい夢が見れそうです。
読んで頂きありがとうございます!
どうだったでしょうか?良かったら感想もお願いします!
では、また次話もよろしくです!




