私の大切な友達
お久しぶりです!オムレツです!
では、どうぞ!
私、壬生神楽には大事な友達が2人いる。
もちろん。それ以外の友達も大事だけど、それでもやはりこの2人は特別で私にとってかけがえのない存在です。
今日はそんな大切な2人を紹介していきたいと思います。
私はいつも通りの通学路を歩きながら、辺りをきょろきょろと見回す。
「・・・そろそろかなぁ」
そんな誰に向けたわけでもない呟きは誰が答える訳でもなく空に消えた。
だが、独り言を呟いた数瞬後。
不意に後ろから声が掛かった。
「おはよう神楽。こんな所で会うとは奇遇だな。どれ、行き先は同じなのだ。共に参ろうか」
私に声を掛けてきた女の子は、電柱にもたれつつ、ニヒルに笑いながらポーズを取っている。
「おはよう玲ちゃん!」
「うむ!」
この女の子が私の親友の一人高坂玲ちゃんだ。
少し変わった口調だけど、本当に優しくて、気遣いが出来るとっても良い子。
未だにフ、フレデレカ?だったかな?玲ちゃんの真名とかは覚えられないけど、『まったく・・』とぷんぷん怒りつつも許してくれる。
「所で今更だけど、朝一緒に行くなら場所を最初から決めとかないかな?ほら、玲ちゃんの手こんなに冷たくなってる」
私は手をぎゅっと握りながらそう告げる。
玲ちゃんは奇遇と言ったものの、なんだかんだで私たちは毎日一緒に通学している。場所と時間を転々と変えながら。
「な、なんのことだ?それに、私は孤高の存在だからな。偶然ならともかく、予め場所を決めて共に行くなど軟弱もののする事だ」
玲ちゃんは腕を組み、ぷいっ!とそっぽを向きながら言い放った。
約束はしてないとはいえ、毎日仲良く登校してるわけだし変わらないと思うけどなぁ。
「まぁ玲ちゃんがそれでいいなら、私はいいけど。風邪だけは引かないでね?」
「それならば問題ない!我は吸血鬼装束を身に纏っているからな!」
玲ちゃんは黒のロングコートに黒の耳当てと完全に真っ黒な服装をしている。確かに結構もこもこしていて暖かそうだ。
「そっか!じゃあ行こっか!」
「うむ!」
こうして通学路を2人で歩きながらとりとめない会話をする私達。
学校の事や習い事、最近玲ちゃんがハマっているアニメやゲームの話を楽しそうに話してくれる。
私が玲ちゃんと出会ってまだ一年にも満たないけど、本当に笑顔をよく見せてくれるようになった。出会った頃が嘘みたい。
あの頃の玲ちゃんは、とにかくツンツンしていて話しかけにくく、周りにも興味がない様子だった。それが今では・・・
「むぅ、、神楽聞いておるのか?さっきから上の空ではないか!」
昔のことを思い出していると返事が疎かになっていたのか、少しむくれた顔でこちらを見ている。
こんなにも色んな顔を見せてくれるようになった。
「ごめんごめん!なんの話だったかな?」
「まったく!我が奏でた鎮魂歌の話だ」
「そうそう!昨日はピアノで先生に褒められて嬉しかったって話だよね?」
「すごく簡潔にまとめられたが、ま、まぁその話だ!」
「玲ちゃん演奏上手いもんね!今度また聞きたいな!」
以前に一度だけ演奏会に呼んでもらって事がある。
その時の玲ちゃんは本当に綺麗だった。いつもの雰囲気はなりを潜め、艶っぽく、そしてただ楽しそうにピアノを弾く姿は魅力的で呼吸も忘れるほどに見入ってしまった。
「良かろう!今度は凛や恵美、、、あと鏡の奴も呼んでやるか。我の力を見せる良い機会だ!くっくっく!奴の呆けた顔が目に浮かぶわ」
相変わらず鏡さんのこと好きなのに、素直じゃないなぁ。なんて口にしないことを思ったりしていると・・・
「お〜い!神楽ちゃ〜ん!玲ちゃ〜ん!おはよ〜」
少し離れたところに日傘をさした白髪の女の子がこちらに向かって手を振っていた。
「おはよう凛ちゃん」
「おはようだ!」
「うん!おはよう」
この日傘を差した女の子が私のもう一人の親友の日野凛ちゃん。
凛ちゃんはアルビノと言う病気で太陽の陽射しなどに弱く、外出の時は常に日傘を持ち歩いている。でも、そのことを気にした様子もなく、いつも明るくて、楽しそうでキラキラしていて、一緒にいてすっごく楽しい。
「2人ともおはよ〜!」
「おはよう」
その隣にいるのが優斗さんと恵美さんだ。
恵美さんはすごく面度見がよくて、私達の事もまるで姉妹のように接してくれる優しいお姉さん。優斗さんもすごく優しくて、鏡さん曰く日野家の常識人枠らしい。
「ちょうど皆さんに話したいことがあったんです!ねっ玲ちゃん!」
「あぁ!今度我がピアノの演奏会に出るのでな、皆をそれに招待してやろうと思ってな」
「いいの!?」
「行きたい行きたい!わ〜楽しみだなぁ!」
喜びを全身で表すようにぴょんぴょんしてる凛ちゃんと恵美さん。
それを微笑ましそうに眺めている優斗さん。
「良かったね2人とも」
「なんだ。お主はこんのか?優斗?」
玲ちゃんの中ではちゃんと優斗さんの事も誘うつもりだったらしい。優斗さんもそのことが意外なのかびっくりした顔をしている。
私はそのことが嬉しくて、ついつい頭を撫でてしまう。
「なんだいきなり!」
そう言いつつも手は振り払わないのだからすごく可愛い。
「僕も行って良いのかい?」
「異な事を聞く。当然であろう。お主は我が眷属の実兄、誘わぬ理由がない。それに・・我はお主の事も気に入っておる。どうだ我の眷属にならんか?」
優斗さんは疑問符を浮かべたが、すぐに理解したのか笑顔を浮かべながら頷いた。
「是非お願いできるかな」
「うむ!よかろう!優斗も今日から我が眷属だ!」
新しいとm、眷属が出来て、玲ちゃんも嬉しそうだ。
この2人が、私にはもったいないくらいの大好きで大切な親友。
きっと2人は、これから沢山の友達が出来ると思う。だってこんなに素敵なんだもん。
でもね、親友の座だけ渡さないよ?
・・・なんてね!
読んで頂きありがとうございます!
また、間隔空いてしまいましたね。相変わらず不定期ですが、次も読んでくれたら嬉しいです!




