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勤労感謝なんです! 中編

こんにちは!オムレツです!

前回の続きになってます!


では、どうぞ!

ーーー日野家ーーー


勤労感謝の日ということで家事禁止令が出ており、時間と体を持て余している時に突如鳴るインターホン。


「はいはーい。今出まーす」


ぱたぱたと小走り気味に玄関に向かい覗いてみると、そこには鏡ちゃんが立っていた。


「こんにちは。昨日ぶりね」


「やっはろ〜!昨日ぶりだね!でも、どったの?今日約束してたっけ?もちろん鏡ちゃんならいつでもウェルカムだけど」


恵美はなんだかんだで忘れっぽい自分の頭を捻って考えてみたが、やはり記憶にない。多分。忘れてなければ。

まぁ私が鏡ちゃん関係で忘れるとも思えないし、普通にアポなし突撃かな?


「ごめんなさいね。連絡もなしに突然来て」


「ううん!全然大丈夫だよ!」


「そう。ところであんた今日暇?暇でしょ?」


「う、うん。暇だけど、、、」


まるで、確信があるような勢いに思わずたじろいでしまう。

私が暇だと答えると、満足そうに頷き鞄からおもむろに一枚のチラシを取り出した。


「スイーツパラダイス?」


「そう!最近近くに出来たらしいから行ってみない?」


スイパラですか。

なんだか女子高生っぽいですね!ここらで女子力を上げておくのも悪くないかもしれないですね。甘いもの結構好きですし。


「いいよ!行こっか!じゃあ準備してくるからリビングで待ってて!」


「はーい。じゃあ上がらせてもらうわよ」


すたこらと自分の部屋に戻ってきたわけですが、何を着ていきましょうか?

白シャツに茶色のカーディガン、そしてジーパン。

う〜ん、、、ダサくないですよね?

大丈夫ですよね、、、メイビー。


「よしっ」


着替えも終わったので、急ぎ気味でリビングに戻り、鏡ちゃんに呼びかける。


「お待たせ!準備も終わったし行こっ!」


「んっ。相変わらず準備早いわね。さすがノーメイクの申し子ね」


「何その通り名!?」


「あら?知らないの?女子の中では結構有名よ」


私、実は皆からずぼらな女だと思われます?

ま、まぁ別に、、気にしないですけども、、、ちょっとしか。


「そ、そうなんだぁ、、、」


「別に悪い意味じゃないわよ」


「そうなの?」


「えぇ」


「そっか!ならいっか!」


「ちょろい、、、」


「ん?」


「なんでもないわ」


えぇ〜絶対なんか言ってた気がするんですけど。

でも、こう言うとき鏡ちゃん絶対教えてくれないんですよね。


「さっ行きましょ」


「うん!」


こうして歩くこと15分ほど。

お店に到着し、まず気になっていた料金表見てみる。


「ふぇ〜1000円なんだぁ。なんだか思ってたより安いんだね」


「そう?値段はどこもそんなもんよ」


そうなんです?

あまりこういったところに行かないんで分からないんですよね。

お菓子ならだいたい自分で作りますし。


「へ〜そうなんだ。これならお小遣い気にしなくてすみそうだよ!」


「恵美って小遣い制なのね」


「ん?そうだよ。と言っても家計簿付けてるの私だから、割り振りも私だけどね」


元々は、お金の管理は流石に娘に任せるのはどうかと思った優香がやっていたのだが、オタク一家である日野家にある問題があった。


そう。金の扱いが雑なのだ。


自分の趣味には対するお金には糸目をつけない性質の二人。

それに加え、娘と息子に溺愛してる二人がお小遣いを決めたらどうなるか。


恵美:一万(当時中学一年生)優斗:五千円(当時小学生高学年)凛:三千円(小学校低学年)と言う結果だった。


これには流石の恵美も顔を引き攣らせた。

これはダメだと思い、それからは恵美がお金の管理をしている。


もちろん。二人は反対したが、「これからは私が家計簿付けるね?」「いや、流石に中学生の娘にそんなことさせるわけには、、、」「私がするね?」「いや、、」「するね?」「あっはい」


恵美のブラックスマイルにあっさり白旗を揚げる二人。

この日、家庭内ヒエラルキーが決まったとか、決まってないとか。


「へ〜そうなの?じゃあ恵美は一月いくらいなの?」


「3000円だよ?」


これって安いんでしょうか?

私あまりお金使わないので、あまりピンと来ないのですが、どうなんでしょう?


、、、今、家に引きこもってばっかで友達と出掛けないからでしょ?とか思ったでしょう!?

そーですよ!!悪いですか!

買い物したり、外でアウトドアなことするより家でピコピコしてる方が好きなんですぅ!!


何故か一人逆切れを脳内で繰り広げる恵美に対し、金額を聞き「えっ!?」と言った表情の鏡。


「3000円でやりくりするのは大変そうね」


「そうでもないよ?ご飯代とかは別だし、お菓子とかは自分で作るからほとんど使わないよ」


実際、恵美は意識してやりくりしようと思ったことは一度も無いうえに、そもそもあまり使う機会がないのだ。


「お金使いの荒い、華の女子高生とは思えないわね。まぁあんたらしいけど」


「そうでしょ〜!」


「褒めてないって。まぁでも、今回は安心しなさい。私、今日無料券持ってるから。ちゃんと2人分ね」


ドヤ顔気味に腕を組みながらチケットを見せてくる鏡ちゃん。

えぇ〜何この子!可愛すぎるんですけど!

よしよし。目一杯なでなでてあげましょう!


「ちょっ!何でいきなり撫でるのよ!その慈愛のまなざしも止めなさい!」


「はいはい!ありがとうね鏡ちゃん」


「いつも同じ呼び方なのに、子ども扱いされて気がする!?」


「じゃあれっつご〜」


「ぅう”。手引っ張るなぁ!」


こうして鏡は恵美に手を引かれながら店の中に消えていった。

読んで頂きありがとうございます!


次の話で勤労感謝の話は終了ですので、よろしくお願いします!


では、次話でお会いしましょう!

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