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文化祭開始です!

こんにちは!オムレツです!


今回も文化祭の話の続きとなります。


では、どうぞ!

ーーー学校ーーー


ついに文化祭開始まで後数分にまで迫っています!!

もう辺りは、今か今かと落ち着かない様子で盛り上がっており、メイド喫茶も準備万端です!


「鏡ちゃんメイド服似合ってるね!もうお家に連れて帰りたいくらいだよ!」


今日の鏡ちゃんはポニテで、、あっ今のなんかダジャレっぽいですね!それはともかく。ポニーテールに純白のエプロンドレスを身に纏っており、不器用ながらも献身的に仕えてくれそうな雰囲気が漂っており、グッドです!


「そ、そうかしら?こういった服を着るのは初めてだから少し恥ずかしいわね」


着慣れており、余裕と気品があるのもいいですが、着慣れていない感じもスバラです!そして、鏡ちゃんが恥ずかしそうにもぞもぞしているのは、そうですね、あれです!興奮します!


「大丈夫大丈夫!着慣れてないのがいいんだよ!」


「ちょっ!近いわよ!」


「大丈夫!大丈夫!痛くしないから!はぁはぁ可愛いよぉ!お、お持ち帰り〜!」


息を荒げながら鏡ちゃんに接近していると、頭をぐわしっと掴まれて、止められてしまいました。


「はーい、ストップ。いちゃつくの一旦終了!そろそろ文化祭始まるわよ」


「はーい」


「ふぅ、助かったわ」


ふふふ!油断しないことですね。今は諦めますが、休憩時間には、、、ふふっ♪


そんな邪なことを考えていると、ちょうど校内アナウンスが始まりました。


「あーテステス。オッケイ!皆さんおはようございます!今日は待ちに待った文化祭です!皆さんこの日の為にずっと頑張ってきたことと思います。今日、この日を友達同士で楽しむ人、家族と一緒に楽しむ人、カップルと一緒に楽しみやがる人、ましてや文化祭間近で慌てるようにくっつきやがったカップル」


なんだか段々口調が、、、それに、やけに最後だけリアリティがありますね。いますよねぇ。そーやって文化祭前に付き合う人。そーいう人って文化祭が終わるとあっさり別れたりしますけどね。


べ、別に、僻んでるわけじゃないんだからね!


「まったく文化祭だからといって急にカップルだらけになりやがって「部長!本音!本音漏れてます!これ放送中ですよ!」おっと、いけない。もう開始時間が直ぐそこまで迫っていますので、そろそろ締めるとしましょう!さぁ!皆さん!今日は誰もが快く過ごせるように、目一杯楽しみましょう!さぁ!開始10秒前です!皆さんカウントダウンの準備はいいですか?行きますよ!10、9、8」


『5、4、3、2、1』


アナウンスの声に同調するように、皆でカウントダウンを始めました。各教室でコールしてるので、声がそこらかしこで反射して聞こえるので、ちょっとぐわんぐわんします。


「スタートです!」


こうして私たちの文化祭が始まりました。



文化祭が開催されてからすでに約1時間程が経過しました。今、私達のメイド喫茶はと言いますと、、、


「恵美ー!3番テーブル片づけて!お客さん通すよ!」


「はいー!」


「誰か5番オーダーお願い!」


「はーい!ただいま」


目が回るほどの大盛況です!

もう始まってからずっとお客さんが絶えない状況が続いているんです。

お客さんが沢山来てくれるのは嬉しいんですが、これは忙しすぎますぅ!


「恵美ー!1番さんからご指名よ!」


「またですか!?」


私達のクラスのメイド喫茶は、ご案内するメイドさんを指名できるんですが、やたらめったら指名されると、ただでさえ少ない私のHP(体力)が、、、


「お待たせしました!、、、ってお母さん!それに皆も!」


指名してきたのは、お母さん、お父さん、ゆうちゃん、凛ちゃんの4人でした。


「来たわよ!ずいぶん繁盛してるわね〜」


「列が出来ていたからびっくりしたよ」


「まぁ、人気がでるのは分かるけどね」


「お姉ちゃんメイド服すごく似合ってるの!可愛い!」


列に並ぶこと約1時間。

ようやくお店に入ることが出来た日野家一行。

ここまで人気な理由は、無論恵美の影響も大きいが、それだけではなかった。恵美を抜きにしても女子のレベルが高く、それに加えて料理のレベルの高さが相まって、この行列を生み出したのだ。


「うん〜。忙しすぎて目が回りそうだよ。凛ちゃんありがと!さっ!席にご案内しますよ!ご主人様!4名様ご案内です!」


私はゆうちゃんの手を引きながら1番テーブルに向かいます。


「ちょっ、めぐ姉!?見られてるからっ!」


「まぁまぁ遠慮なさらず!しっかりご案内しますよ、ご主人様!」


「せっかくメイドさんがエスコートしてくれるんだから、素直に案内されといたら?役得よ」


「そうだよお兄ちゃん!今日、お姉ちゃんはメイドさんだから、お兄ちゃんの秘めた願いもかなえて、、いたっ!」


なにか堅いもので頭を小突くかれ、凛が視線を上げると、そこには鏡がメニューを片手に佇んでいた。


「文化祭の風紀を乱さない。恵美も早く案内しちゃいなさい」


「はーい!」


鏡ちゃんのお叱り受けたので、ささっとお通ししちゃいましょう!まぁこの手は離さないですけどね!


「こちらメニューになりますので、決まったら呼んでくださいね!」


名残惜しいですが、流石に家族だけを接客しているわけにも行かないので、お仕事に戻ることにします。


ーーーside優斗ーーー


「で、どうなの?」


席に着くなり母さんが主語なく質問を投げかけてきた。


「ん?どうって何が?」


正直言って質問の意図が全く分からなかったので、そう聞き返すと何故かやれやれみたいなポーズをされてしまった。


「恵美のメイド姿に決まってるでしょ。お姉ちゃんにご主人様って呼ばれた感想は?興奮した?」


こ、この母親は!実の息子になんてことを聞いているんだ!

まぁ確かにめぐ姉のメイド姿は控えめに言って最高だったが、断じて興奮なんてしているわけがない。ちょっとグッときただけだ。


「何言ってるのさ。確かにすごく可愛かったけど、興奮なんてする訳ないでしょ?可愛かったけどね。うん」


「これで隠くせてると思ってるなんて、逆にすごいの」


「それが優斗の可愛いところでもあるけどね」


「確かにそうね。さて、そろそろ注文しましょうか。メイドさーん!注文お願いします!」


さて、お腹減ってないしコーヒーでも頼もうかな。


「はーい!今行きます!ご注文をどうぞ!」


「僕はコーヒーをブラックで」


「僕も同じものを頼むよ」


「私チョコパフェ!」


「ねぇ、このオムライスを頼んだらメイドさんがLOVE注入してくれるのかしら?」


皆が注文をする中、平然ととんでもないこと聞きだしたこの母親。というか、あのメイド喫茶の伝統芸ともいえる『あれ』を実の娘にやってもらう気なの?


「そういったサービスはやっておりません」


「えっ!?やってないの!?私それが楽しみでここ3日まともに寝れなかったのに!」


母さんすごく絶望した顔してるけど、これはまぁ仕方ない。いくら家族だからといって特別にやってしまったら、他の人も要求し出すのは目に見えている。だから流石にここは引くだろう。


「そーいうルールだもん。諦めてよ」


さらに娘にも諭されたのだ。いくら母さんでも、、、


「一生のお願いよ!」


引かないの!?後、こんな所で一生のお願いを使っちゃうの!?


「ダメです!そんなことしたら他のお客様に示しがつきませんから。それに、、」


「それに?」


「愛情ならいつも込めて作ってるのに、、、もうっ。注文は以上ですよね?少々おまちくださいっ!」


恵美は拗ねるように仕事に戻って行ってしまった。だが、日野家はそれどころではなかった。恵美が残した爪痕は甚大な被害を出していた。


「む、娘がかわいすぎる!はぁはぁ恵美ぃ」


「尊すぎる、、、」


「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん。かわいすぎるの!」


「もう僕のライフポイントはゼロだ、、、」


息を荒げて興奮する母、ゲ○ドウのようなポーズで尊む父、興奮気味に姉を呼ぶ妹、姉の可愛さに悶死しそうな弟。


その光景を見ていた皆は同じ事を思っていた。


「「「(まともな人がいねぇ!?)」」」


ちなみに、その後届いたオムライスの上にケチャップで書かれた『ばか』と言う文字と、隅に小さく書かれたハートに日野家は再び撃沈した。

読んで頂きありがとうございます!


まだ終わらんよ!

という事で、まだ文化祭は続きますので次話もよろしくお願いします!

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