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お祭りなんです!

こんにちは!オムレツです!


今回は前回の続きのお祭りの話です。

では、どうぞ!

ーーーお祭り会場ーーー


side恵美


という訳で浴衣に着替えた私達はお祭りがやっている所にやってきました!ここまでお母さんに送って貰ったんですけど、「人が多い所はパスするわ。それならお父さんと一杯やってる方が楽しいしね」とのことです。帰りの時にまた来てくれるそうです。


「凛そろそろ機嫌直さない?僕も凛を無視した訳じゃないんだよ。ただ、、その」


「別に怒ってなんてないの。お兄ちゃんがシスコン野郎なんて一万年と二千年前から知ってるの」


里佳さんの所でのことで未だにオコな凛ちゃんと目を合わせてもらえないゆうちゃん。いつもとは立場が逆なだけどうして良いか分からないんだと思います。いつもはゆうちゃんが叱る側ですからね。


私は止めないのかって?だってこのレアな光景をもう少しだけ見ていたいな〜なんて思っている変態なお姉ちゃんです。だってふくれっ面な凛ちゃんも焦ってあわあわしてるゆうちゃんも可愛くて仕方ないんですもん。今日は本当に写真がはかどりますね!


、、、いや!すみません止めますからっ。そんな非難の目で見ないでください。


「まぁまぁ凛ちゃん。それくらいで許してあげようよ。私がゆうちゃんの代わりに沢山褒めてあげるから!凛ちゃん最高に可愛いよ〜!もう大好きだよ〜うりうり」


拗ねている凛ちゃんをぎゅーっと抱きしめて、すりすりと頬ずりをする。あぁ私至福ですぅ!ほっぺもぷにぷにだし、いろいろ柔らかくて、しかも今日は特別に少し香水を使っているので、凛ちゃんの匂いと混ざってレアな香りです!


「もうっお姉ちゃんくすぐったいの!それに、これお姉ちゃんが楽しみたいだけなの!」


凛ちゃんがくすぐったそうに体をよじる。でも、私は凛ちゃんが許すまで頬ずりをやめない!まぁ私が堪能してるだけなんですけどね!


「分かったの!もう許すから止めてほしいの!見られてるの!周りにすごく見られてるの!流石に恥ずかしいの!」


なんと、周りに見られていたそうです。一旦止めて、周りを見てみると、すごく温かい目で見られていました。確かにこれは恥ずかしいかもですね。反省も後悔もしてませんが。


「ごめんね。ほらほらじゃあ仲直りしよ?せっかくのお祭りが楽しめないでしょ?」


「ごめんなさいなの」


「僕の方こそごめんね。遅くなったけどその浴衣すごく似合ってるよ。めぐ姉と色違いのお揃いになっているんだね」


「うん!そうなの!」


よく見て貰うためにくるっと回る凛ちゃん。なんとか機嫌をなおしてくれて良かったです。凛ちゃんもなんだかんだでお兄ちゃん大好きなので、見てほしかったんだと思います。かわゆいです。


「さっ!そろそろ行こっか!」


「うん!」


「そうだね!」


こうして私達はお祭りを回り始めました。周りには浴衣を着ている人、そうでない人、カップルで来ている人や家族で来ている人と様々でした。でも、それでも共通しているのは、皆楽しそうに笑っていたり、騒いだりしていることです。


「まずはどこに行こっか?」


辺りを見ると、射的屋、たこ焼き、焼きそばと言った定番どころのお店が並んでしました。


「う〜ん、、あ!私たこ焼き食べたいの!」


「僕もおなかすいたから賛成かな」


「じゃあ早速いこう〜」


たこ焼きの屋台の前に着くと、愛想の良いおじさんが大きな声で呼び込みをしていました。


「すみませ〜ん。8個入りのたこ焼き1個ください!」


私は取りあえず1個だけ頼みました。アニメみたいに両手一杯頼んでみたいですけど、実際あの量食べるのってなかなかの苦行ですよね。


「あいよ!こりゃ美形揃いだね!もしかして姉弟なのかい?」


「えへへ!そうなんですよ!私はともかくこの2人は最高に可愛いでしょう?」


この店主さんはなかなか分かってますね!今日の2人は浴衣なので特別に可愛いですよ!妹、弟自慢はお姉ちゃんの特権なのです!これは譲れない(キリッ)


「いやいや、お嬢ちゃんも十分すぎるくらい綺麗だと思うぜ。君たちもそう思うだろ?」


「もちろんなの!」


「えぇ、まぁそうですね」


「だとよ!」


「もうっ!嬉しいこと言ってくれるな〜このこの!」


嬉しくて2人をうりうりしてると、たこ焼きは完成しており、舟皿に入れて渡してくれました。たこ焼きって舟皿に乗っていると特別においしそうに見えますよね。それはともかく、たこ焼きを見ると12個用の舟皿に乗っていました。


「あれっ?なんか多くないですか?」


私は確かに8個入りの分のお金を払ったはずなので4個多いことになる。


「良いってことよ!良いもん見せて貰ったからな!姉弟仲良くて何よりだな!」


「わぁ!ありがとうございます」


「ありがとうございます!」


「ありがとうなの!」


サービスして貰ったたこ焼きを食べるためにベンチに移動してきました。


「じゃ〜いただきます!」


凛ちゃんがベンチに着くなり、ひょいっと口に放り込みました。一切冷まさずに。熱くないのかな?


「っっ!?あふいの!おねえふぁん〜」


などと思っていると、案の定熱かったみたいです。凛ちゃんは涙目で私の袖をくいくい引っ張ってきます。

はうっ!破壊力バツグンです!!これはいかんですよ!なんか私の中のいかんスイッチが入っちゃいそうです!


「めぐ姉。でれでれしてないでお茶渡してあげなよ」


「はっ!ごめんね!これ飲んで!」


ゆうちゃんに呆れ気味で言われてやっと我に返った私。危なかったです。なにかイケナイ扉を開いてしまうところでした。


「ぷはぁ。熱かったの!でもおいしいの!」


「落ち着いて食べないとダメだよ!」


「は〜い」


「じゃあ僕も食べようかな、、、ってなんで取らせてくれないの?」


ゆうちゃんがたこ焼きに手を伸ばしてきたタイミングでサッと手を引き、たこ焼きを遠ざける。もちろん、独り占めしたいとかではないですよ?


「いや〜熱いからね、やけどしたらダメでしょ?だからね、、あ〜ん♪」


ふーふーを何度かしてからゆうちゃんの口元に持って行く。これこそたこ焼きの醍醐味だと思うのは私だけでしょうか?


「いやっ自分で食べれるよ?「あーん♪」だからね、、「あーん♪」その「、、、」分かったよ。食べるから!あ、あ〜ん」


「どう?おいしい?」


「うん、美味しいよ(正直味なんて分からなかったけど、、)」


「そっかそっか!じゃあ凛ちゃんも。はい!あ〜ん♪」


「ん!美味しいの!今度は私がしてあげるの!」


その後何度も食べさし合いっこしながらたこ焼きを完食しました。

お腹もある程度膨れたので先ほど見えていた射的屋にやってきました。最近だとあまり射的屋って見ないですよね?


「よーし!見ててね!私がトゥーハンズって呼ばれている所以を見せてあげるよ!」


私は用意してある銃を二丁持ち、華麗に連続で打ちました。ふっ決まりました。これはさすおね案件ですね!


「めぐ姉。左手の方ほとんど外れてるよ、、」


「お姉ちゃん。もったいないから普通に打った方が良いと思うの」


「あれ〜?おかしいな。私のイメージでは全弾命中だったのに」


なんですと!?左が殆ど外れてしまうなんて。ちなみに私の利き手は右です。こんなことではロアナ○ラでは生きていけないですね。


「ほら、貸してみて。なにか欲しいものある?」


「私あそこの猫さんが欲しいの!」


「私はウサギさんがいいな!」


「まかせてよ」


ゆうちゃんは少し台に乗り出すように構え、撃ちました。その弾は少し放物線を描きながらも猫さんに飛んでいきました。そして、すぐさま弾を再装填して撃つと、先ほど当たってぐらついていた猫さんが2度目の弾丸で完全に落ちました。


「すご〜い!なんでそんなに上手いの!?」


「なんでだろ?何となく距離感でわかるんだよね。はい、どうぞ」


「やった〜!ありがとうお兄ちゃん!」


「どういたしまして。後はうさぎだね」


ゆうちゃんは構えると、先ほどと同じ要領であっさりとウサギさんをとってしまいました。


「はい、どうぞ」


「ありがと!大事にするね!」


その後いろいろな屋台をまわり、打ち上げ花火が始まる前に落ち着ける所にやってきました。すると、すぐさま花火が打ちあがりました。暗くて何も見えない空に綺麗な花火があがり、味気ない夏の夜空を美しく彩りました。


「綺麗だね〜いつも家からだから遠いもんね」


「そうだね」


「今日は楽しかったの!」


しばらくの間、私達はこれといった会話もなく花火を静かに眺めていました。こうして約30分程が経過しました。すると、最後の締めなのか、連続で花火が打ち上げられ見える限りの空を花火で埋め尽くしました。


そして、最後に大きな花火があがり、最後の残滓が消える頃には辺りは静寂につつまれました。


「なんか花火って終わると寂しいね」


「また見たいね」


「うん」


「じゃあ来年も一緒に行こうよ!」


「さんせーい!」


「良いけど暑いから外出たくないとか言わないでね」


「「うっ」」


こうして、名残惜しさを感じながらも祭りは終わりを告げました。


一年後の約束ってなんか良いですよね。だって来年も一緒に居てくれる、居たいって思ってくれてるってことですよね?今から楽しみなんて気が早すぎですけど、来年も楽しく過ごせたらいいなと思います。



読んで頂きありがとうございます!



では、また次話でお会いしましょう!

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