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TSお姉ちゃんここに爆誕!

どうもオムレツです。」

なんか急に日常の物語書きたくなり思いつきで書いちゃいました。

一作目もちゃんと書きますよ?ほんとですよ

まぁそれはともかく、のんびーりした気持ちで読んでくれたら幸いです。

では、どうぞ

 貴方は神を信じますか?、、、、、、、、、、、あの、変な宗教とかじゃないですよ?いや本当だから!ちょっとずつ離れていかないで!


 いや、私も前まではそういう非科学的なものは信じていなかったけどね。え?今では信じているのかって?うーん、信じてるというか会ったんだよね、神様に。嘘じゃないから!


なんと私は前世では男だったのです!!

ろくでもない親の元に生まれ、働かざるを得ない状態になりました。


 15歳にしてアルバイトを5個以上掛け持ち、その状態が約一年間続いた結果、なんとわずか16歳にして死んでしまいました。死因は過労死だそうです。


 なんというか思ったより未練とかはないんですよね。愛された記憶もないですし、炊事、洗濯、アルバイトに追われる日々から解放されると思ったらむしろ感謝してるくらいです。


 そんなくだらない人生も終わりを迎え、あの世でも行くのかと思っていたら、なんと神さまとご対面しました。


 何でも余りに不憫な人生だったのでもう一度人生をやり直しさせてくれるそうです。

太っ腹ですよね。


その上、神様は転生を行うに当たって1つだけ願いをかなえてくれるそうです。

私の願いは、、、、、、、



 -----------------日野家--------------------


 こうして私こと日野(ひの) 恵美(めぐみ)は二度目の生を受けて、女の子としての人生を謳歌しております。


 えっ?男から女になって問題がなかったかだって?無論問題だらけですよ!まず一人称から直さないとですし、それはもう慣れたからいいんですけどね。


 それよりも問題なのは女の子の日ですよ!月一のペースで来るんですよ!正直なめてました、こんなにつらいなんて思ってなかったです。全国の男の子は女の子の日の女の子に優しくしてあげてください。


 それに、女の子の日が来るってことは子供が産める体になったってことなんですよね。


 口調とか仕草は直したんですけど、心まで女の子かと言ったらそうでもないんですよね。いまだに男の子といたすなんて想像するだけで鳥肌ものです。


 なので、17歳ですがいまだに彼氏いない歴=年齢状態です。周りの人が言うに美人なそうですが、あんまり実感がわかないです。いつも見ている顔だからですかね?


 一応言っておくと私の身長は160cmでロングの黒髪ストレートで胸はDカップくらいです。


あと、男の子の諸君。

君たちの胸への視線はばっちり分かってるからね。女の子は視線に敏感って本当なんだね。


 そんなことよりも、みんなが気になっているのは神さまにお願いした内容ですよね。そのお願いに関連するところに行きますので、少々お待ちを。


 私は朝食と3つのお弁当の準備が完了したので、お弁当を包み、時間を確認した。ただいまの時刻は7時30分。8時30分には出かけないとだから、そろそろ起こしに行こうかな。


 こうして、私はエプロンを脱ぎ、階段を上って行き、「優斗の部屋」とプレートがかかった部屋にたどり着いた。


「ゆーちゃーんそろそろ起きないと朝ごはん食べる時間なくなっちゃうよ」


 私は部屋を開けると、ベットのふくらみに向かって話しかけた。


「うーん、今何時?」


 私の声を聴きベットの膨らみの主がむくりと起き上った。


 ぱっちりとした目に、柔らかそうな唇に、すっと筋の通った鼻に、柔らかそうな少し茶色がかった髪の毛の美少年。この子が今年から高校一年生の15歳の私の可愛い可愛い弟の日野(ひの) 優斗(ゆうと)くんです。


 前世では家族愛とは無縁な人生を送った私にとっては愛しくて仕方のない愛弟です。


「えっとね、今ちょうど7時半だよ」


 私は寝起きのゆーちゃんを堪能しつつ、緩むほほを隠さずに答えた。


「まだ時間あるじゃん、もうちょっと寝かせてよ。ていうかなんでめぐ姉にやにやしてるの?」


「そりゃあ大好きなゆーちゃんと話してるからだよ!それより起きようよ!また寝ちゃったらゆっくり朝食食べられないよ?私はゆーちゃんと朝ごはん食べたいな~」


 私は少しベットに乗り出し気味に近づき、少し上目使いぎみにお願いした。


 するとゆーちゃんは顔を少し逸らした、よく見ると顔がちょっと赤いです。ほんとにうちの弟は世界一可愛いです。ほんと食べちゃいたいくらいです。


えっ?性的にかって?

さすがにそんなことしないですよ?

まぁゆーちゃんならいいかなぁとか思わないでもないですけどね。


「わかったから!起きるから!近いよめぐ姉!そんなに顔近づけないで!」


 起きてくるそうです。えへへやっぱりゆーちゃんは優しいです。


「もう、めぐ姉。そんなこと同級生の男子とかにしたらダメだよ。絶対に勘違いされちゃうよ」


「えへへ、こんなことするのなんてゆーちゃんと凛ちゃんくらいだから大丈夫だよ!心配してくれてありがとうね」


 こんなことをほかの男子にするなんて想像するだけでちょっと気持ち悪いです。こんな調子でいつか結婚とかできるんですかね?まぁ全く気にしてないからいいですけど。


「じゃあ私、凛ちゃんも起こしてくるから。二度寝しちゃだめだよ!もし寝てたらちゅーして起こすからね」


「もうっ、馬鹿なこと言ってないで凛を起こしてきなよ」


 内心「なら二度寝しようかな」という考えがよぎったがすぐさま振り払った。優斗は「あれはお姉ちゃん、お姉ちゃん」と自分に言い聞かせた。


 そんな優斗を不思議そうに見ていた恵美だったが、時間が思いのほか経っていたことに気付き部屋を少し慌てて後にした。


 そして私はゆーちゃんの隣の部屋の「凛の部屋」と書いてある部屋をノックした。


「凛ちゃーん!起きてるー?朝だよ!起きてー!」


 声をかけてみても返事がない。やっぱりまだ寝てるのかな?


 返事がないので入ってみると案の定、凛ちゃんはすやすや眠っていた。枕を抱きかかえて寝ている凛ちゃんを見てるとほんとにポカポカとした温かい気持ちになります。


 私は閉じられていたカーテンを開け、凛ちゃんの体を少し揺らしながら呼びかけた。


「凛ちゃん朝だよ!ご飯もできてるから起きて?」


「うぅーん、もう朝?あ、お姉ちゃんおはよ~。今日の朝ごはん何~?」


 眠たそうに眼をこすりながら朝ごはんのメニューを聞いてきたこの天使が私のもう1人の兄妹である日野(ひの) (りん)ちゃんです。


凛ちゃんは今年から中学一年生の13歳です。絹のように繊細な白髪と精巧なお人形さんのような整った顔。凛ちゃんの髪が白髪なのは理由があるんです。


ーー先天性色素欠乏症。つまりアルビノという病気でお肌などがとても弱くて、太陽の陽を浴び続けただけで皮膚がんになったりするので、日焼け止めと日傘は常時装備です。


 凛ちゃんがアルビノという病気であると聞いたときは、一度救ってもらったはずの神様に怒りを覚えたものです。凛ちゃんは小さいころからほかの子供と同じように太陽の下で走り回ったりはあまりできなかったのです。


 だから、凛ちゃんが寂しい思いをしてるんじゃないかと思って聞いたことがあるんです。「凛ちゃんは他の子みたいにお外で遊べなくて寂しくない?」って。


 そうしたら、凛ちゃんは不思議そうに首をかしげて、ふにゃって笑いながらいうんです。「寂しい?ううん全然寂しくないよ!だって私にはお姉ちゃんとお兄ちゃんがいるもん!それに私、アルビノでよかったって思ってるんだよ?あんまりお外で遊べないけど、代わりに大好きなお姉ちゃんがいつも遊んでくれるんだもん!むしろ神様に感謝だよ!」


 本当に凛ちゃんにはかなわないです。当事者でない私が凛ちゃんに元気な体をくれなかった神様に怒りを覚えているというのに、当事者の凛ちゃんはむしろ感謝してるというのです。こんな考えを持てる子が世界に何人いるでしょうか。子供はもっとワガママで自分本位であると思っていた自分を恥じるばかりです。


 私は凛ちゃんの言葉を聞いて、愛おしくなると同時にそこまで自分を必要としてくれているということに胸が熱くなって泣いちゃいました。それはもうわんわんと。


 その間、なんで私が泣いているのかわからない凛ちゃんがなでなでしながら慰めてくれました。ほんとにどっちが子供なんですかって感じですよね、自分でもあとで思い出して恥ずかしくなりましたもん。


 さて、まだまだ凛ちゃんとの思い出に思いを巡らせていたいですが、時間もありませんからね


「うん!おはよ~凛ちゃん!今日はね、凛ちゃんが好きなオムレツだよ!ゆーちゃんももう起きてるから行こ?」


「オムレツ!?起きる起きる!やったーお姉ちゃん大好き!」


 凛ちゃんは真っ赤な目を大きく開き、嬉しさを全身で表現するように抱き着いてきた。その瞬間ふわっとした甘いにおいと柔らかい感触がした。


 照れ屋なゆーちゃんとは違い凛ちゃんは愛情表現が過激で、事あるごとに抱き着いてくれます。


照れ屋なゆーちゃんももちろん可愛いですよ?凛ちゃんマジ天使!


 そんなこんなで食卓に私と凛ちゃんとゆーちゃんの三人がそろいました。


 お母さんとお父さんはいつも早くに家を出るので基本的に朝は三人での食事です。二人とも忙しい中、暇を見つけては遊びにつれていってくれるんです。今は心から幸せです。胸を張って言えます。


 最初はいきなり女性になって戸惑うことも多くありましたが、今の幸せの中では些細なことだと感じます。


 さて、皆さんは私の願いが何かわかったでしょうか?


 実は、もう紹介したんですよ?もしかしたら、もうお察しな方もいるかもしれないですが。


そうです、私が願った事は「幸せで温かい家族、何気ないけど幸せな日常」です。


 神さまにはそんなことでいいのかと聞かれましたが、私にはお金よりも異世界でのファンタジーな生活よりも幸せな家族が欲しかったんです。


 というわけで、これからは私の何気ない日常をお届けしていきたいと思いますので、どうぞよろしくです。


どうだったでしょうか?

投稿は結構不定期になってしまうかもですけど、それでも待ってくれたらうれしいです。

では、また次話で

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