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#49「挑戦!蒼山学院大学/覚悟」
レベルの高い、所謂チャレンジ校である蒼山学院大学には全学部方式と個別学部方式があった。前者は簡単だが、定員が少なく、後者はその逆だった。そのため、この試験に関しては元々自信がなかった。それでも勇樹は最後の最後まで諦めずに戦った。手応えはやはりあまりなかった。そしてこの試験が終わることで受験予定の大学は全て終わった。つまり、後は結果発表を待つのみだ。
翌日になった。日本学院大学の合格発表日だった。結果は
「合格」
だった。ついに一年前の帝王大学を超えるレベルの大学に合格したのだ。もちろん勇樹は政法大学志望なので、心から喜ぶ、なんてことはなかったが、それでも声を出して合格を喜んだ。同時に勇樹は
「これで最悪の事態を回避できた。もし、政法に受からなかったとしても、2浪するのはやめて、日大に進学しよう。受け入れることも必要だってじいちゃんも言ってたしな。」
今まで2浪と言い続けていた勇樹がついに受け入れる覚悟をした。ちなみにここでいう最悪の事態とはどこにも受からない状態のことを言った。それを避けることができたのだから、良かった。ということだ。後は結果を待つのみだ。そして勇樹の覚悟はついに完成したのだった。




