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#36 「ひとりぼっちの元旦」

図書館とファストフード店と家の往復を繰り返し1月になった。年末はとにかく人が多かった。ファストフード店で勇樹が4人席を1人で使って勉強していると、隣の4人席に4人の男が入って来てガヤガヤと話していた。その姿を見ていると、かつての自分を思い出しては少し苦しくなった。自分がひとりぼっちという現実を何度も叩きつけられているような気がしたからだ。年越しすらも家で勉強しながら過ごした。また深夜に家族が神社に行ってしまい、帰ってきたと思ったら、翌朝、新年の福袋を買いに出かけてしまった。そして新年早々、勇樹は1人になり、人生で初めてひとりぼっちの元旦を過ごしたのだった。

1人で神社に行き、合格できるように祈ったあと、おみくじを引いた。すると願い事の部分に「全力尽くして、天命待て」と書いてあった。

これは「全力を持って闘ったら、後は運命を待つべし」といった意味だそうだ。

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