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#31 「復活」

絶望した夜に勇樹は泣きじゃくりながら母親に事の経緯を話した。

「このままじゃ俺はだめだ!こんなに頑張ってきたけど、このままじゃ合格できない!!全く成果が出てないんだ!!政法に行くなら、2浪するしかないのかもしれない。。!!」

勇樹は珍しく感情的になっていた。

母親は

「とりあえず、明日は疲れが取れるすごい店と美味しいレストランに行こう」

と言った。

想定外の返答をされた勇樹は思わず「行きたい」と言ったのだった。

疲れが取れるすごい店とは東京にもある比較的評判のいい整体のことだった。何故かうちの近くにできたので行ってみようとのことだ。

実際、施術を受けてみると、緊張の針が取れたかのようにスッキリした。そして近所の少しお高いけど回る寿司屋に行き満足した勇樹は図書館に向かって再び勉強に打ち込んだのだった。

そしてこの時中田勇樹はやり方を徹底することにした。MARCH向け英語長文の授業以外の全ての授業を切る覚悟をした。英作文もやめた。古文もやめた。漢文もやめた。完全に自学自習に切り替えることにした。

「ここからが俺のリスタートだ。絶対合格するんだ。」

中谷勇樹は誓った。


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