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#26「切り捨て」
独学スタイルに切り替えてからは徐々に授業を受けなくなり、朝から晩まで参考書と格闘していた。そして、古漢文の伸びが低いことを受け入れることにした。つまり、現代文のみで受けられる大学に範囲を絞ることにした。現代文は正しいやり方でやれば伸びるなんて河台塾の講師が言っていたが、勇樹には最後までやり方が理解できなかったので、現代文は志望校の過去問を解いて場数を踏むことにした。この時期の勇樹はまだ過去問に手をつけておらず、基礎固め中だったため、現代文に注いだ時間はとても短かかった。日常的に勉強していたのは英語と日本史だけだった。しかし、2科目に絞っても時間がギリギリで切羽詰まっていた。




