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#23 「努力の末」
夏休み明けの模試があり、前日はあまり眠れなかった。別に緊張していたわけではない。妹のケータイ修理をさせられていたのだ。明日は大事な日だから、やりたくないと母親に訴えたが効果はなく、イヤイヤながらもさせられていたのだ。しかし実際のところ睡眠不足はテストにおいてそこまで影響しないことは薄々分かっていた。そして模試が始まった。勇樹は英語で高得点を取る気満々だった。が、あんなに勉強したはずなのに笑えてくるほど点が取れなかった。長文が全く進まなかった。勇樹は努力が反映されていないことが悔しくてたまらなかった。当時の勇樹は何が悪いのか本当に分かっていなかった。この原因は後々分かるようになるのだ。




