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#15 「現代文/矛盾」
#15 「現代文」
河台塾は癖の強い講師が少ないと聞いていた。しかし実際はそうでもなく、かなり変わっている講師も多かった。例えば現代文講師。勇樹の中では現代文という科目は文章を全て読んでそれに関する問題を解く科目だ。と思っていたし、今でもそう思っている。しかしその講師は文章は全て読まない。設問をしっかり読んでテクニックで早く解いてしまいましょうという人だった。勇樹はその技術を手に入れるために必死だったが、結局最後までできなかった。ちなみに生徒によって合う合わない講師がいるため、一つの科目に2つの授業がある。そのため現代文の授業も2つあり、このテクニック講師ともう一人いた。もう一人の講師にテクニックの話をしたら、笑われたことは今でも覚えている。ここで誰を信じていいのか分からなくなった。




