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#1「大学受験、失敗」

「あの日、俺は大学受験に失敗した。」

高校3年生の2月下旬、第一志望の政法大学の合格発表の日のことだった。パソコンに受験番号を打ちこんで、合否判定をするというものだった。結果は不合格。こうして3月、中谷勇樹は浪人生になった。彼の通っていた所は頭の良くない高校ではあったものの、みんなそこそこの大学に進学して行った。しかし勇樹は帝王大学にだけ合格した。目標のレベルであった政法大学よりも遥かにレベルが低かったので進学するつもりは更々なかった。現役時代、勉強を怠ったつもりはなかったし、それなりに努力したつもりだった。でもダメだった。絶望の淵に叩き落とされた勇樹は今度こそ成功してやるという思いで、大学受験に再挑戦したいことを母に伝えると、もう一度やってみていいよと言ってくれた。一方で母は勇樹のいない所で泣いていた。勇樹はそのことをを知っていた。

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