おやすみなさい
予約投稿する予定が、気付いたら寝てしまってこの時間に…来週はきちんと予約投稿します…。
「すみません、お待たせしてしまって。」
「大丈夫ですよ、咲夜、皆さんにもお茶を出してあげて。」
「はい、かしこまりました。皆さんアッサムでよろしいでしょうか?もし紅茶が苦手でしたらミルクやオレンジジュース等もご用意してますよ」
「私はオレンジジュースが良いですー!」と美月
「私はアッサムをいただきます。」と楓
「私も紅茶いただきます…」と夢亜
相変わらずの美月のお子様舌に思わず楓は笑ってしまう。
「はい、かしこまりました。ではこちらにどうぞ」
と自然な動作で椅子を引いて座らせてくれる咲夜に、綺麗だなとすら思う3人であった。
「では、初めに自己紹介をしましょうか。先ほど楓さんにはご挨拶しましたけど、改めまして、私はこの夢現学園の学園長の白月 桜華と言います。そしてこちらが…」
「初めまして、柊 咲夜と言います。主に学園長補をさせていただいております。執事的なこともしています。」
(((やっぱ執事さんなんだー)))
「えっと、初めまして、私は儚咲 美月って言います。楓ちゃんの付き添いで来ました!」
「初めまして。私は桜雪 夢亜って言います。私はパンフレットを見て来ました。よろしくお願いします。」
「改めまして、夢現学園へようこそいらっしゃいました。せっかく来てくださりましたし、有意義な時間にして言ってくださいね。」
「そうですね。こちらの学校ではとても自分自身にプラスになったりします。例えば最近ですと、美倉賞をとった早乙女沙苗さんや、樋口薫くんもこちらの学園に来ていましたね。」
「ええ?あのテレビに出ていた人たちもここの学園の生徒さんだったのですか!?」
「それは凄いですね…美月のこんな猪突猛進でもあそこまで凄くなれるのかしらね…」
「ちょっと楓ちゃん!さっきから私の事貶しすぎなんじゃないかな!!」
「そんなこと無いですよ?」
「もー!」
「ふふふ」
「ふわぁぁ…少し眠くなってきちゃった。」
「少し私も眠くなってきてしまったね…」
「私も少し…すみません。。。」
「あらあら皆さんお疲れのようですね。少しお休みになられてはいかがですか?咲夜毛布を用意してあげて。」
「はい、畏まりました。すぐにご用意いたします。」
「すみません、ありがとうございます。」
と代表して楓が言う。
いつも通りの美月と楓のやり取り、それを見てほほ笑む夢亜。ただし3人とも迫りくる睡魔に逆らえなくなって次第にまどろみの海に飲まれていくのであった。
「咲夜、あの子達面白そうな子達ですね。これからこの学園でどのように成長してくれるのか、それとも退化していくのか、楽しみですね。」
「全く、学園長は…どちらに転ぼうと楽しそうにしますよね」
「まぁ、そういう咲夜も成れの果てを見るのも好きでしょう。あなたみたいになれなかった人たち」
「そうですね。彼女達はボク達みたいになれるか、それともボク達みたいになれなかった人たちみたいになるのか楽しみですね。」
3人が完全に夢の世界に旅立った頃に学園長と学園長補は訳ありげな話をしていた。