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ずっとずっと…  作者: eiji
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All the time and good-bye my goddess

お経が始まる。


遺影の中の あいつ は、本当に綺麗だった。

海をバックにポニーテールが風になびいて、笑顔と言うより、微笑んでると言うのがふさわしい表情。


「これで写真撮って」と俺に渡したデジカメ

カメラ持って来てたんだ…


今日、初めて出した。


昔はよく、カメラを持って歩き、事ある毎に写真を撮っていた。

俺は、写真に写るのが嫌いで逃げて歩いてた。


「ちゃんと撮ってよ」

「写真は嘘つかないよ 被写体をそのまま写すんだから」

「なら大丈夫か」

「スゲー自信だな」

「エッヘン!」


その時に撮った写真


「一緒に撮る?」

「俺はいいよ」

「自信ないんだ〜」

「魂が吸われる…」

「いつの時代の人よ」

結局 近くに人が居なくて撮らなかった…

タイマーの使い方がわからなかった…


あいつとは今までで、一度だけ 一緒に写真を撮った。

俺の肩に頭をのせ 笑顔でピース

その一枚だけ…


御焼香が始まった。


みんな席を立ち祭壇の前に並んでいく…

俺はなかなか立てない…


もう火葬は終わってる

もうあの姿はない

だけど…焼香したら それ をしたら…


俺は一番後ろに並んだ

俺の 番 がくる

遺族の方に一礼…旦那に涙はなかった。あいつの子供は俺に手を振っている おかっぱ頭で


祭壇に向かい遺影を見る…

涙が止まらない…

こんな大勢の前で、知らない人の方が多いところで 泣く なんて初めてだ。


「私は、その時はやっぱり泣いて欲しいかなぁ」

あいつが あの時 言った言葉


両手を合わせ目を閉じると…あいつが笑顔で現れる

俺は謝らなかった。ただ…

(ありがとう)と言った。

あいつは何も言わない

「こんな俺でも いつかは幸せになれるのか?もう魔法の言葉は…」

微笑んだように見えた…


あいつが 微笑んでるのに 俺の涙は止まらなかった…




これが俺の 初恋

あいつの 初恋


初恋 とは

一生の 宝物

それが どんな結末になろうとも

記憶から消える事はない


あなたの初恋はどうなりましたか?





「愛してる とは!生涯一度きりの言葉!それを相手に確認してはダメ!言わせるなんてのは、以ての外!それを言う時が来たら、自然と口からでる!」






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