Decision of the distress
泣き崩れたまま その人 は、続けた。
「◯◯ちゃん!あの人ね、ずっと あなた を思ってたんだよ…私に会う時は、必ず あの人はあの人は って楽しそうに話してた。『あの人はね、誤解されるとこあるけど…本当は 自分勝手じゃないんだ 人の事を一番に考えてね その人に一番あったアドバイスしてるんだから』って… そんなの一緒に学校生活して来たから私もわかってるよ!って言ったらさ 『うん ありがとう』って… 人が褒められて ありがとう って言ったんだよ」
俺は
(もうやめてくれ!)
心の中で叫んでた
それを 声 に出せなかった…
その人は続ける
「あの人は、待った ずっとずっと待った…多分…一生待ち続けるかもって言ってた…私はさ、それが健気に思えてさ、あなたに怒りすら覚えた事がある
もう やめな もっといい人居るかもよって言ったらさ『あの人より いい人?居ない 居ない』って言って笑うだけ」
「それからも ずっと…
でも、それから 大分経ってから…『私 結婚しようかなって…』◯◯ちゃんと?って聞いたらさ 違う人…って 哀しい顔してさ…これが 結婚しようと思ってる人がする表情か?って思ったよ。どんな人って聞いたら、『すごい優しい人だよ』ってだけ…」
「その数ヶ月後に結婚したんだけど…
その後も、話す内容は ずっと ◯◯ちゃんの事だった…
『あの人に最近会った?なんか言ってた?』って…」
「気持ちわかってたんでしょ?好きだったんでしょ?なんで…なんで わかってて…一緒に居てあげれなかったの!彼女の事?彼女に悪いって思ったから?ねぇ!どうして?」
「もうやめろよ!」
その人の旦那が止める…
俺は、背中を向けたまま
「わかってたよ ずっとわかってた」
「俺は一度あいつを傷つけてる。それなのに あいつ は、あの時も助けてくれた。あの彼女も あいつの気持ちがわかって 俺を託そうとしたのかもしれない…正直 わかんねぇんだよ…彼女が亡くなったから はい 次!これで、幸せにしてやれるか?忘れもしてないのに 忘れたふりして 俺のとこに来いって言えるか?それこそ、あいつに失礼だろ?それから あいつは結婚した。俺は、あいつの気持ちがそっちに行ったんだと本気で思ったから それでいいと思ってた」
「◯◯ちゃん…もういいよ…俺 馬鹿だからさ 上手く言えないけど…あの人 幸せだったと思うよ…だってさ 棺に入ってたの見たらさ スゴく幸せだったって顔に見えたよ」
こいつの言葉が今でも忘れられない…




