表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
禁術使いの魔法剣士  作者: 柊 タクト
第1章 戦いのはじまり
1/15

第1話 待ち受ける試練

素人ですが書いてみました。誰もが楽しめるように、そして読みやすいように心掛けて書かせていただきました。

最後まで読んでくれるとありがたいです!

この世界には魔法が存在する。


その魔法を使い生活を楽にしたり、時には戦争に使ったりもする。

魔法は皆使うことができる。個人差はあるが…。


そんな中、魔法がほぼ使えない者がいた。


その彼の名は…、新谷(アラヤ) (ユイ)



ここは魔法大国とも呼ばれているウィルネス国。そんな国に住んでいる俺の名は、新谷 唯、17歳だ。まあ、こんな名ではあるが一応男だ。


俺は魔法大国と呼ばれる国で魔法学校に通っている。7つある内の最弱校と呼ばれる魔法第7高等学校にだ。ちなみに数字が小さいほど優秀だと言われている。


そんな呑気な事を俺は言ってるが、俺は現在ピンチである。


2年に進級して早々、遅刻しそうなんだ!


俺は急いで校門を突破しようとした時。

「アウト。遅刻よ。学年と名前は?」

遅刻だった。校門には黒髪ロングの女子生徒が待ち受けていた。

彼女の名は、神崎(カンザキ) 玲奈(レイナ)。俺と同じで、今日から2年。この学校の生徒会副会長だ。

「2年新谷だ…」

とりあえず素直に答えておこう。

「ああ…、噂の世界最弱君ね」

「世界最弱じゃねぇよ!?学年最弱だ!」

まあ、下手したら世界最弱になるかもしれんが。

「その腰にさげている剣は?」

「護身用だ」

俺は魔法がほぼ使えない。だから剣を常に持ち歩いている。

「とりあえず、遅刻だから生徒会室に来てもらうわ」

「は、はい…」

俺は言われるがままに生徒会室に連行されていく…。


そして生徒会室に到着した。

「始業早々に遅刻する者がいるんだな」

生徒会室に入って目の前の椅子に座っている茶髪の美少年は、生徒会会長の宮城(ミヤギ) 俊介(シュンスケ)、3年だ。

「はい、16秒オーバーでした」

それぐらい見逃してくれてもいいじゃないの。

「神崎…。少しは大目に見てもいいんじゃないか?」

この人は俺と気が合いそうだ。

「ですが…」

神崎副会長は下に俯き呟いた。

「分かってる、神崎。少しの妥協もこの国は許さない。だからお前がした事は正しい」

「だけどな」と宮城生徒会長は続ける。

「こんなやり方で世界が平和になると俺は思いたくない」

俺も同感だ。この国の王が全てを支配する、そんなの平和なんかじゃない。この絶対王政はどうにかならないかと前々から思ってはいた。

「君、名前は?」

唐突に振ってくるな。

「2年の新谷 唯と言います」

おっと、思わずフルネームで答えてしまった。女みたいな名前だ、って言われるな。

「新谷、君はこの国の事をどう思っている?」

あれ?スルー?

「俺も前々からこの国はやばいと思ってました」

「やっぱりね」

なんつったこいつ?やっぱりって言ったか?さっきも俺の名前を聞いて無反応だったし…。何か隠している。

「手続きは済んだから、教室に戻りなさい」

「ど、どうも…」

また俺は言われるがままに生徒会室を去る。


生徒会室を去った俺は、教室の前で立ち止まる。

中からは先生の声が聞こえてくる。恐らく授業中なのだろう。

俺は教室のドアに手を掛ける。

ジィィィィィィィィィ…。

俺がドアを開けようとした時、天井に設置されているスピーカーからノイズが鳴り響く。

『全国民に告げる』

ズンと重くのしかかるように響く男の声。どこかで聞いたことのある声だ。

『我はウィルネス国王、神道(シントウ) 紫電(シデン)。』

やはり!でもなぜ…。

『我は今決めた事がある。それはこの世界を我々が支配する事だ。そしてまず、この国の隣国であるドゥール国を制圧する』

何バカ言ってんだ。そんな狂った事には誰ものらねーよ。

『これより全魔法高等学校の生徒は軍に入ってもらう。賛同する者は直ちにグラウンドに出ろ。逃げ出した者や反抗する者は直ちに…』

まさかな…。

『全軍率いて1人残らず抹殺する』

思った通りだ!くそっ、どうすんだよ。

「やべぇ、逆らえねーよ」

「俺は軍に入るぜ!」

「私も賛同するー!」

周りの様子はこのザマだ。生徒会長や副会長はどうするんだろうか。今は授業中だから教室に戻ってるのか?いや、生徒会室に集まっているだろう。

生徒会室に行くしかない。


俺は再び生徒会室に来た。

「失礼します!」

俺は生徒会室に入る。思った通り、中には宮城生徒会長と神崎副会長がいた。しかし…。

「他の生徒会役員は?」

俺は2人に問いかける。

「全員賛同しグラウンドに出ていったわ」

嘘だろ…。

「宮城生徒会長、どうするんですか?」

今度は宮城生徒会長に問いかける。

「俺は反対だ」

思った通りだ。だが…。

「私も反対です」

神崎は意外だった。恐らく、宮城生徒会長に対しての忠誠心があるのだろう。

「新谷は、どうなんだ?」

「反対です」

俺もそう答えたが、実際にどうすればいいのか分からない。

3人では、もちろん敵わない。反対したくても出来ない。

俺がそう思っていると宮城生徒会長から意外な言葉が溢れ落ちた。

「なら話が早い。この3人で国軍を迎え撃つぞ」









最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

作品の方はどうだったでしょうか?

まだ分からない事がたくさんありますので、アドバイスを頂けたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ