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死神の葬儀屋  作者: 水尺 燐
6章 死神と少女
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閑話 今の家族

一人称です。

 あたしが葬儀屋フネーラに来てから6年がたった。

 ここに来たのはあたしのパパとママ、お姉ーちゃんとお兄ーちゃんが堕ちた死神に殺されたから。

 5人でどんな暮らしをしてたのかあんまり覚えてないけど、それでも、ちゃんと一緒にいたっていうのは知ってる。ちゃんと覚えてるよ。


 1人になったあたしを引き取ったのはね、あの時、あたしを抱き締めた師匠だったの。

 師匠はね、あたしに教えてくれたんだ。師匠がママと同じ女の人だってこと。あたしの家族を殺した人と同じ死神だってこと。それから、あたしを新しい家族に迎えてくれるってこと。

 初めて聞いた時はよく分からなかった。だって、見た目がパパと同じなんだし、死神って何?って思ったもん。

 たけどね、これだけは分かったんだ。いつも一緒にいたママ達がいなくなったこと。もう一緒にいられないってこと。だからね、師匠が新しい家族になるって嬉しかった!



 だけどね、どうしてなんだろう?いつだったか分からないけど、師匠がいつかいなくなるのを知ったの。

 いつも一緒にいてくれると思っていたのにいなくなるって聞いた時は頭が真っ白になったの。そんなことないって、嘘だと思うから忘れようって頑張ったけど、気がついたら学校も、そこで出来た友達と縁を切って師匠の近くにいようって頑張ってた。

 本当はこんなことするつもりなんてなかったのに、どうしてこんなことしちゃったのかな?

 だけどね、師匠はそのことに何も言わなかった。

 どうして言わないのかなって思った。知りたいけど怖くなって、だけど、離れるのも嫌だ。

 だから頑張ってた師匠の近くにいて、師匠に必要だって言ってもらえるように頑張ることにした。そうしたら師匠がいなくなるってことがないと思った。



 師匠がいなくなることについて話してくれた。

 師匠は盟約で一つの場所に長くいられないって言った。

 盟約が何って思った。そうしたらディオがロード教の一番強い約束ごと?って言った。

 聞いて不満だった。だって、そんな約束酷いもん!どうして師匠といつまでも一緒にいられない約束なんてするの!それにそれに、そんな約束しちゃう師匠が一番酷い!

 だから決めたの。師匠がいつまでもいられないなら、師匠と一緒に旅をするって。

 だけど、それも盟約で出来ないからって言われた。どんな盟約なのか分からないけど、盟約にも師匠にも怒りを感じた。

 だけどね、あたしはあきらめてないからね!師匠が無理って言ってもあたしは付いていく。そう決めたんだから!


 だからユリシアが通っている学園に行って色んなことを知ることにしたの。

 いっぱい頑張って勉強をして、色々と知って、師匠が一人前って認めたら一緒に行くの。うん、我ながらいい考え!

 心配を心配させたくないって気持ちもあるけど、それでも師匠の隣にいられるようになりたい。

 あ、師匠とファズとディオにバレないようにしないと。あとあと、誰にも言わない。あたしの密かな固い決意だもん。



 それとね、今の生活がすっごく楽しいんだよ。

 死神の目があるから生霊(リッチ)の対処の為に死神修行をしているんだけど、それでもね、一緒に暮らしていて楽しいんだ。

 新しいママの師匠がいて……あ、そう言えば師匠のことママって言ってない。だけど、今から言うのも恥ずかしいな……今度ママって言えるかな?

 それとね、ファズは作ってくれるご飯が美味しくて、すっごく頼りで、だけど時々意地悪なの。

 それから、新しく住み始めたディオ。あたしの友達ユリシアのお兄ーちゃんなんだけどすっごく騒がしんだ。それに、あたしの知らないことを沢山知ってるの。……負けていられない。


 天国(シエラ)にいるあたしのパパとママ。それからお姉ーちゃんとお兄ーちゃん。

 あたしは新しいママと二人のお兄ーちゃんと一緒に暮らして、あたしは今、幸せです。

これで6章は終わりです。

登場人物紹介2は18時頃に投稿します。


次回の7章は12月9日です。

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