『遠風Ⅱ(とおかぜ)──遠風が名になるまで』
最終エピソード掲載日:2025/12/22
高い場所から遠くを見るのが好きな少女は、まだ槍も弓も持たず、ただ風の音に耳を澄ませていた。
ある日、彼女は異変に気づき、必死に走って知らせようとする。だが息は切れ、声は届かず、彼女の目に映ったのは、遠くで燃える景色だけだった。
生き残った彼女は学ぶ。
走れば間に合うとは限らない。
近づけば守れるとも限らない。
それ以来、彼女は走らず、先に立つことを選ぶ。
距離を保ち、風を読み、弓で音を届かせる。
その影のような動きで、村の揉め事を誰にも気づかれず未然に防いだことから、村人たちはいつしか口にした――「遠くから、風のように動く者」――
それが定着し、少女は「遠風」として知られるようになる。
やがて、村に現れた脱走兵との戦いで、弓を駆使しつつ、間合いが詰まれば槍で対処する戦い方を学ぶ。
その戦い方は、やがて風走り隊の思想と重なり、彼女は隊に加わる。
「遠風」として名を得た彼女は、距離を読み、影のように動く戦い方を体現しながら、新たな日々を歩み始める。
ある日、彼女は異変に気づき、必死に走って知らせようとする。だが息は切れ、声は届かず、彼女の目に映ったのは、遠くで燃える景色だけだった。
生き残った彼女は学ぶ。
走れば間に合うとは限らない。
近づけば守れるとも限らない。
それ以来、彼女は走らず、先に立つことを選ぶ。
距離を保ち、風を読み、弓で音を届かせる。
その影のような動きで、村の揉め事を誰にも気づかれず未然に防いだことから、村人たちはいつしか口にした――「遠くから、風のように動く者」――
それが定着し、少女は「遠風」として知られるようになる。
やがて、村に現れた脱走兵との戦いで、弓を駆使しつつ、間合いが詰まれば槍で対処する戦い方を学ぶ。
その戦い方は、やがて風走り隊の思想と重なり、彼女は隊に加わる。
「遠風」として名を得た彼女は、距離を読み、影のように動く戦い方を体現しながら、新たな日々を歩み始める。
第一話 遠くを見る子
2025/12/20 13:06
(改)
第二話 届かなかった声
2025/12/20 13:06
第三話 走らない歩き方
2025/12/20 22:14
第四話 風が変わる前
2025/12/20 22:16
第五話 届くもの
2025/12/20 22:17
第六話 弓という道具
2025/12/21 08:43
第七話 弓になる前
2025/12/22 00:53
第八話 飛んだもの
2025/12/22 00:54
第九話 止まってしまった
2025/12/22 00:54
第十話 当てないための工夫
2025/12/22 10:45
第十一話 何も起きなかった日
2025/12/22 10:46
第十二話 噂にならない噂
2025/12/22 10:47
第十三話 風の呼び名
2025/12/22 11:31
第十四話 分からない夜
2025/12/22 19:48
第十五話 数の違い
2025/12/22 20:11
第十六話 三つの影
2025/12/22 20:11
第十七話 線を引く夜
2025/12/22 20:12
第十八話 名は先を行く
2025/12/22 20:12
第十九話 間合いが重なる
2025/12/22 20:12
第二十話 噂の影、共に動く夜
2025/12/22 20:12
第二十一話 遠風、隊に入る
2025/12/22 20:12