40.5節 機密文書
【緊急報告/機密】
4月◯日
定期検査の結果、当該人物の遺伝子情報の一部に、特定血族と一致する特徴的配列が確認された。
現時点では完全一致には至っていないものの、当該血族のDNAが含まれている可能性が否定できない。
対象は民間人であり、当該血族との直接的な関係は確認されていない。
しかし遺伝子の一致率から判断し、何らかの形で血統が関与している疑いがある。
本件は機密事項として扱い、追加の遺伝子解析および対象の経歴調査を継続する。
追加情報
本部遺伝子解析班の報告によると、対象のDNAから「創神族」の遺伝子マーカーを確認。
一致率は12.7%
当該数値は統計的偶然値を大きく上回り、血統混入の可能性が極めて高い。
【最優先任務指令/機密】
任務コード:S-07
対象:民間人一名
特定血族の疑いを持つ対象が現在行方不明。
当該血族の危険性および潜在的血統発現の可能性を考慮し、
本個体を討伐対象に指定する。
各員は対象を発見した場合、状況判断のもと速やかな無力化を許可する。
当該血族は過去に重大事案を引き起こした危険血統として記録されている。
当該血統の発現は、状況次第で大規模被害を招く恐れがある。
部隊配置
戦闘部隊第一、第二小隊:対象の討伐もしくは無力化。
先遣隊捜索班、諜報班:捜索および情報収集を実施。
※必要に応じて医療班および封鎖班を投入せよ。
本任務は最優先案件とする。
対象を目覚めさせることは許可されない。
――以上、本部命令。




