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ある日のこと
フェイとカランはアジトでダラダラと時を過ごしていた。
フェイ「ねぇカラン」
カラン「なに?」
フェイ「ボス狩り行きたい」
カラン「無理よ」
フェイ「なんで?」
カラン「そういう話は上位クランにまわってくるものなのよ」
フェイ「そっか」
カラン「スキルが欲しいの?」
フェイ「バッハと約束したんだ。必ずかたきをとるって」
カラン「スキルが欲しければ希少種と呼ばれるものを探すのも手ね」
フェイ「希少種?」
カラン「前にスキルの持つモンスターはボスになるって言ったでしょ?」
フェイ「うん」
カラン「ボスに興味がなかったり攻撃系スキルではないモンスターは、単独行動することがあるの」
フェイ「へぇ」
カラン「それが希少種と呼ばれるもの」
フェイ「じゃあその希少種を狩れば・・・」
カラン「スキルをゲットできるってこと」
フェイ「おぉ」
フェイ「早速狩りに行こう!」
パーティAは希少種を探しに出かけた。
だが、1週間経っても見つかることはなかった。