初めてのダンジョン
壁外エリアに出てから1時間ほど経った時、パーティAは北のダンジョンに到着していた。
ドロン「ここが北のダンジョンみたいだな」
カラン「やっと着いたね」
バッハ「このダンジョンの最下層でスタンプを押して帰ってこればいいんだね」
カラン「そうよ。具体的には三層目にあるわ」
カラン「このダンジョンは試練のダンジョンと言われてて国に管理されているの」
カラン「だから私達でもクリアできるはずよ」
カラン「あ、でも負けたら死んじゃうから注意してね」
フェイ「う、うん・・・」
ドロン「よし、入るぞ」
第一層には、スライムなどの弱い敵しかいなかった。ドロンとバッハ、フェイが前線で戦うスタイルで難なく攻略していった。
第二層には、ゴブリンなどパーティAにとっては強敵がいた。ドロンのスタン攻撃で時間を稼ぎ、カランの回復に助けられながらなんとか攻略できた。
ドロン「結構やばいな」
カラン「魔力はあと半分ってところね」
バッハ「どうする?引き返す?」
ドロン「ここまできて引き返せる訳ないだろ」
カラン「帰り道を考えるとそろそろ限界ね」
ドロン「帰るにしても第三層に降りて敵を確認してからにしないか?」
フェイ「そうだね。危なそうだったら帰ろうね」
ドロン「よし行くぞ!」
チームAは警戒しながら第三層に降りていった。