可愛い後輩がグイグイ来るようになった【未来】
「先輩〜明日の予定ってあります?」
俺の大学の後輩である、才川ユイが聞いてきた。
「予定か…ないぞ?」
「わーい!それなら一緒に駅前のショッピングモール行きましょうよ!」
「…お前、荷物持ちさせる気だろ」
俺がそう言うと、ぎくっという音が聞こえるほど才川の体が動いた。
「…じゃあ、そういう事なんで!詳細は後でLINEで伝えますんで〜!」
「あっ…逃げやがった…」
…まぁ、いいか。可愛いし。
「相変わらず熱々だねぇー」
ニヤニヤしながらこっちに来たのは倉田啓介。腐れ縁のイケメン野郎だ。
「ん?あぁケイか。熱々ってなんだよ」
「え?才川ちゃんと付き合ってんじゃないの?」
「…いや、そうだったらいいんだけど絶対俺の片想いだからさ」
「えぇー俺は多分両想いだと思うけど…」
「ありえないな。あんなめちゃくちゃ可愛い才川が俺の事を好きだなんて100%有り得ない」
「…ぶっ!」
「どうした?」
「…ちょ、ちょっと後ろ見てみ?」
俺が振り返るとそこに居たのは真っ赤になった才川だった。
「あ〜え〜才川?これはな?その、な?」
「先輩…私も先輩が好きです!」
「えっ」