芽衣のお遊戯会
葵side
「おねえたんみちぇ!」(おねえたん見て!)
「わ…かわいいい…!!!」
「かわいい~…」
芽衣の幼稚園のお遊戯会の衣装を持って帰ってきたのだ。
それは芽衣の持ってるうしゃぎしゃんことピンクのうさぎのぬいぐるみみたいで凄く可愛い。
「めいちゃんも、うしゃぎしゃん!」
うさぎの衣装を着てうしゃぎしゃんを抱きながら言う芽衣。
「すっごい似合ってるよ~」
「やばい可愛いすぎるよー…これはお遊戯会みんな芽衣に注目だなぁ…笑」
って感じで迎えたお遊戯会当日。
保護者席で美那はカメラを向け、さくたん(桜)と私は芽衣が出るところを期待して待っている。
年少組は【どうぶつさんたちの秋祭り】
それで芽衣はうさぎ役になったってか。
「まずは、そこのねずみさん!」
「「はーいっ」」
♪~♪~
ねずみ役の子たちが歌に合わせて踊る。
「そろそろ、にぎわってくるから、ほかのどうぶつさんたちも、くるかなぁ」
ねずみ、きつね、とり、かえる…と集まってくる。
芽「わちゃちたちは、うしゃぎしゃんだよ!!」
「ぴょこぴょことんでたら、たのしそうなところがあったんだあ!」
「芽衣だ!」
「ほんとだ~」
…ていうか他の子背高いし滑舌良いなぁ。笑
まぁ芽衣にそういう時期がいっぱいあるのはすっごい可愛いしいいと思うんだけどね。
「「「たのしいな!たのしいな!もりのぼうけんちゃのちいな!」」」
「わたしたちも!」
芽「あきにょおまちゅりに!」
「さんかちまつ!」
♪~♪~♪
歌って踊った後、うさぎの出番は終わりで芽衣たちうさぎは端の方にまとまる。…待ってる芽衣さえほんとに可愛い。
「それでは、ぼくたちぜんいんで」
「おうたをうたいます」
♪~♪~♪~
誰もが知ってる童謡が流れる。
そして会場内に保護者さん方の手拍子が流れる。
「「「「「「「あいがとーごさいましたぁ!」」」」」」」
パチパチパチパチ
「葵~美那~」
「年少さんであれはすごいよ~…」
「芽衣可愛すぎでしょぉぉ…」
「かわいいー…」
「あ、席ゆずろ。」
「うん、年少組の帰り待つか!」
「りょうかーい」
ってな感じで年中さんの劇もみながら芽衣の帰りを待つことになった。
「おねえたーん」
「わ、びっくりしたぁ…芽衣ー!!凄かったね!!」
「ね!!芽衣お疲れ様~」
私はぎゅってして頭撫でてあげる係。笑
「あれ、芽衣ちゃーん、こっちで帰りの会するよー」
「…帰りの会…懐かしい響きだ…」
「同じく…」
「ババさん達大丈夫??笑 …芽衣があっちいきたくないーって。」
「えー…芽衣!行ってきて!」
「んーんー、やー!」
先「芽衣ちゃーん、行きますよー」
「や!や!…ふぇ…ふえええええええええん…グズん…ふええええええええん…」
あんなに凄い劇できても甘えん坊なのは変わらないうちの芽衣。
…でもすっごい感動した。
芽衣も少しずつ大人になってってるんだね…