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芽衣の大嫌いな病院

それはとある日のこと。

私は当直明けで家にいられなかったので芽衣とは会えなかった次の日の朝。


「桜井先生おはようございます!!」

「おはようございます!!」

「おはよざいます、」

「もー桜、しっかりやれい!!」

「あっ、、、はい」


プルルップルルッ


「はーい、葵?」

「あっお姉ちゃん!!芽衣が大変なん!!」

「病院おいで。すぐどうかしてあげるから。」

「わかった。つれてく!」

「芽衣ー、大丈夫かな。んじゃね」


ツーツーツーツー


「はぁぁ」

「どうしたの美那」

「芽衣が。桜やっといてこれ」

「え、あ、うん?」

「しっかりして(」

「あ、、うん」



自宅


「めーいー!!いく!!」

「嫌だああああああああああああああ!!うわあああああああああああああああん!!」

「もーちょ、、こんなに騒いだら近所迷惑…」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」



それから車で来る葵と芽衣。



「あっ葵と芽衣~」

「芽衣さ、、ずっと泣いてて大変だっ「うわああああああああああああああああああああああああああああああああん」

「「はぁ……」」

「とりまめい、おいで」

「ほーら、芽衣!ちょっと聴診器入れるよ」

「ぼうゎああああああああああんぶおぉおおおおおおおおんぶひゃああああああああんぐわあああああああん」


芽衣の顔は、涙と唾と鼻水でいっぱいだった。


「ごめんね…めい…。ちょっとちくってするよ…」


注射するしかなかった…芽衣を辛くしたくない…と思った美那。


「美那、大丈夫?...もういいよ?」


私は震えて、涙をこらえてた。

....ごめんね、芽衣、芽衣....ごめん、...本当に、ごめん...

小さな芽衣の腕に...針を刺すなんて無理、...


「うわあああああああああああああああん」


泣き叫ぶ芽衣、戸惑う私、芽衣をさすってる葵、注射を用意する桜。

芽衣の泣き声で頭が痛くなってきちゃって、でも何も出来ない自分が辛すぎて...


「ごめ…ん…ね、痛いね。」

「桜っ...ありがとう...」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんぼぎゃぁああああああああぁぁぁ...んぁぁぁぁぁぁぁぁぁあんぶぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぶぉぉぉぁぁぁぁぁあ」


……………


「はい、おーしまーい。頑張ったね!!芽衣」

「うわああああああああああああああああああああぁぁぁああん」

「んじゃあ、いつものお薬出すから飲んでね」

「うわあああああああああああああああああああああああああああん」


泣きすぎて吐きそうになっちゃってる芽衣。

...頼りない姉でごめんなさい。頼りない医者でごめんなさい。

でも大好きなのは変わんない。...早く良くなってね。

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