壊れかける日常
えー最近好きな人ができたんですよね〜自分は静かな人が好きなんですけどその人はちょっと明るくて頭が良くて髪は短いんですけど可愛いんですよね〜
あー後今日昼くらいに起きて昼飯食ってキングヌーの歌歌ったってたらまさかの親父がまだ寝ててムッチャ恥ずかしかったですw。
雪花ちゃんと付き合ってから1週間たった朝。
「秋華お兄ちゃん起きてー」
僕が間違えて付き合おうと言ってしまった雪花ちゃんが僕のお腹にまるで馬に乗っかっているかのように
座っていた。僕はこの一周間ずっと考えていたなんでかって?雪花ちゃんに間違って付き合おうと言ってしまったこと、でもこのことを言ってしまったら夏希に何かあったりしたら正直怖い、でも僕にそんなこと言える勇気はないそして彼女におはようと返した。
僕の家は僕と母さんの二人暮らしだ母さんはいつも
仕事が忙しいから家にいるのは僕だけだでも今日は2人だ雪花ちゃんがいるから。
「お兄ちゃん今日はおばちゃんの許可もらってるから朝ご飯作ったよさぁ座って」
と言うと雪花ちゃんは僕を椅子に座らせて朝飯を食べさせた。不味い不味すぎるゲロ食ってる感じ
「どう美味しい?」
雪花ちゃんは期待の眼差しを僕に向けてくるが今そんな状態じゃない気を抜けば失神するかって言うぐらい不味い。でも不味いなんて言ったら・・・
「おっ美味しいよ」
出来るだけ笑顔を作って返した。
「本当!頑張って作ったからよかった」
と言い笑顔を見した。でもその顔は夏希の面影があり
正直可愛かったそして僕たちは学校に向かった。
放課後になり僕たちは一緒に帰っている。
「あっそうだ明日の土曜日お姉ちゃんのところに行かない?」
えっ今なんて言った?夏希のところに行かない?って言ったのか雪花ちゃんは何を考えているんだ?まさか
夏希に何かするためになのか?
「何で夏希のところに行くの?」
と言い返した。
「えっだってお姉ちゃん秋華お兄ちゃんが目を覚ましたって方知らないんだもん。」
そう言うことだったのかならあってもいいかな僕はいいよと返した。
その夜僕は昔の友達と鍋パーティーをしていた。皆は
大学3年生になってお酒を飲んでいたが僕だけジュース
だったので虚しかった。
「いやはや目覚めてくれてよかったよでもお前と酒を
飲めないのは残念だな。」
確かに体は大人のはずなのに飲めないのは悔しいな
そして何やかんやあってお開きになり僕は一人で帰っていた。そしてポケットにしまっていた携帯がなった。
「何だこんな時間に」
少しいらだちを覚えてながら電話を見た、雪花ちゃんだった恐る恐る出てみると
「ねえーお兄ちゃんなーんで彼女の私に何も電話しないでお友達と鍋パーティーしてるのかなーおかしいなー。」
何で僕が友達と鍋パーティーしてることを知っているんだ?
「雪花ちゃん何で僕が友達と鍋パーティーしてることを知ってるの?」
僕は恐怖のあまりそこで立ちすくんだ。
「だってお兄ちゃんの事なら何でも知ってるよ?あっそうだ明日は9時に迎えに行くからおしゃれしててね」
と言うと雪花ちゃんは電話を切った。そして僕は恐怖を感じながらくらい道です帰った。
次の日僕は朝雪花ちゃんと一緒に夏希の大学に向かった。夏希の行っている大学はかなり頭の良いところらしい。そして僕らは近くのカフェで待ち合わせることにしたでも夏希は僕がくることを知らない果たしてどんな顔をするのか楽しみだ。
「あっお姉ちゃんこっちー」
そこにいたのはショートからロングになった髪に少し化粧された顔はまるで天女のような姿だった。
「あっ秋華来てたのね」
あれっ?僕が目覚めたの知らなかったんじゃないのか?
「何で僕が目覚めたの知ってるの?」
「だってみんなから連絡きたし。」
あっそうだよねさすがに連絡きてるよね。
そして雪花ちゃんが不意打ちをかけるかのように
「私たち付き合ってるの」
雪花ちゃんはいきなり自慢げに言った。
「秋華ちょっとついてきて」
僕と夏希は外のベンチに座った。何で雪花ちゃんは呼ばなかったんだろう。
「秋華あんた無理やり付き合わされてるでしょ」
えっ何で分かったんだろうまさか姫川姉妹はエスパー
の能力者なのか?
「えっ何で分かったの?」
と言うと夏希はため息をついた。
「えっマジ!?冗談で言ったつもりなんだけど」
あー僕はなんて事をしてしまったんだこんなものに引っかかるなんて。
「何かあったら相談しなさいよ私あんたのこと心配だから。」
夏希は顔を何故か赤くして店に戻っていった。
そして席についた時雪花ちゃんは何故か暗い顔をしていたその日はもう帰り誰もいない狭い道を歩いていると雪花ちゃんはいきなり僕を突き飛ばした。
「ねえーお兄ちゃん私〜聞いちゃった〜私の事好きじゃなかったの〜?じゃあ何で私と付き合ったの?
ねえーなーーーんーーーでーーーかーーーなーーー?」僕は言葉をつまらせながら言った
「何でって君が夏希に危害を加えるのが怖くて」
そう言うと彼女はまた問い詰めてきた。
「じゃああの笑顔や私を愛してるって言ったのは嘘だったの?」
僕は黙った。
「そっかーじゃあ今度は本当にお姉ちゃんのこと処分してあげるね大丈夫だよ夏希お姉ちゃんはいっぱい苦しめて殺してあげるから」
そして彼女はカバンの中に入っていたスタンガンを僕の首に当ててきた僕は気絶した。
いやースタンガンで首当てられたらどれくらい痛いんですかねー