EP19 祭りの日に⑥
エラーに成っちゃった><遅れてすみません。
地上の魔豚は、ギムたちで駆逐。
空の翼竜は、氷姫さんと白龍、白鳳で駆逐。
残るは、大型カタツムリ。
キメラは、先進代文明の「グエン帝国」が研究開発した、対マリア兵器。
マリアの重力子砲に対抗するべく、絶対の物理耐性が付けられている。が、魔法に対しての耐性は無く、魔法を使えば、簡単に倒せると考えられていた。
が、あの大型カタツムリには、王国魔法軍の魔法も通用しなかった。
魔法と物理の両方に、高い耐性があると考えられる。
でも私のアブソリュートスノーなら、倒せるはず。
当分秘密にしておきたかったが、そうも言ってられない状況だ。
どうせバレるなら、派手に行く!
「竹・・行くよ」
「梅じゃないのか?」
「ここは景気よくいくべきですね。松でも良いのではありませんか?」
「ガオガオガオ」
「ダイル様は、ケチらず『特上』を、と申しております」
寿司の出前で揉めてる、家族みたいだ。
「絶対零度で倒せるか分からないし、2発撃てるか自信が無い。松は怖い気がするから、竹で行く」
物理限界耐性があれば、絶対零度では倒せない。
が、物理限界耐性迄なら、竹で倒せる。
この世界で初めての、物理限界越えの魔法だ。
キメラだかカメラだか知らないが、目ん玉見開いてみてろ!
王都から25k地点の農村地区。
巨大なカタツムリを2k先に見て、私は構える。
この魔法を撃つ際は、白姫さんの打掛は、私を守ってはくれない。
打掛の防御力の全てが、魔法からの防御に移行する。
私は、ほぼ無防備となる。
だが、私の周りには、ブルックたち仲間がいる。
頼れる仲間達が、私を守ってくれる。
私は、アブソリュートスノーの使用を決めた。
選択肢は「竹」
魔力が体の中を駆け巡る。
体から、冷気が吹き出るのが分かる。
魔法が使える!体と心が感じた。
「アブソリュート!!竹!!」
凄い突風が私を襲う!
ブルックが、私を抱きしめて、飛ばされるのを防いでくれた。
・・・・私の目の前には、氷。
巨大な氷の塊。塊と言うには、大きすぎる。これは氷河と言う奴だ。
幅200m 高さ50m 長さは・・・5k位はある。
魔法で出来た、氷河だ。
大型カタツムリも、この氷河の中で凍っている。
一瞬で・・・これか?なら100%の特上を放ったら?
国が凍る?
まだ夜だから、騒ぎにはならない。
これが昼なら、大騒ぎだ。
突然、氷河が現れたんだ。騒ぎにならない訳が無い。
「これってさ、溶かせないかな?」
氷姫さんが、答えてくれる。
「無理ね。ただでさえ大きい上に、この氷は雪姫の魔力で作られているの。硬さと冷たさは、普通の氷の比ではないわ」
「マスター。このサイズだと、環境への影響も考えられます」
マジ?それって、ヤバいの?
「試算の結果、完全解凍迄は2年7か月。半径50K圏内では、最大で年間平均2.6度の気温低下を招きます」
2.6度か・・・それなら。
「2度下がれば、氷河期と言われてたな」
「気温が2度上昇すると、温暖化で人類終わりですね」
2度はでかいのか!?マジですかぁ!!!
「でも、半径50k圏内の話ですから。ちょっと農作物が不作になり、生態系に変化が出て、冬の王都がとても寒いだけです」
慰めに成っていない・・・マジヤバいよね。
「砕いてみるか?」
ブルックがパンチを打ったが、傷一つつかない。
そうだ!閃いた。
「マリアの光子砲なら?」
「試してみますか?」
お願い!最大出力で!
マリアの光子砲が、氷河に直撃する!跳ねっかえる!
跳ねた光子砲が、山に当たり、山の形が変わる。
うわぁぁぁ。二次災害。
「なにやらかしてる!?」
ゴルノバ王とステラ女王が来た。
実は、かくがくしかじかで、ございます。
「まぁ、仕方ないだろ。キメラに対抗する術が無かったんだからな」
「王都を守る為ですわ。多少の被害はやむなしですわね」
容認?良いの?
「農家への補償は、国と折半な」
ぐはぁぁぁぁぁぁ。大打撃だ!
こうして、祭りは終わった。
だが、いくつもの不安要素が残った。
誰が、砂漠のペンギンに、資金を流したのか?
誰が、モンスターを操ったのか?
誰が、キメラを生み出したのか?
これで終わりではない。無いが、当面の問題は、この氷だ。
「このサイズですと、被害も大きいですが、それ以上に環境への影響が・・・」
リアちゃんはタブレットを操作しながら、困り顔だ。
「俺が切ってみるか?」
ギムが、空気を読んだ!?
「そうか、同じ物理攻撃でも、ギムの剣技なら、きっと切れます」
マリアは、ギムなら切れると思ったようだ。
「頼めるかな?」
一縷の望みをギムに託す。
「下がってろ」
ギムは剣を構える。
オーラと言うか、闘気が立ち込めた。
マジだ!ギムがマジになった!
「ギム流奥義、光速剣!!」
物理限界攻撃!?必殺技だと?
氷相手に使うのか?良いのか?必殺技のお披露目が、氷相手で?
「キェェェェェぇぇ!!!!」
奇声と共に剣を振り回すギム。
!!!氷が、切れた!
刀を収めるギム。と、同時に、10m程度のブロックに成った氷が、音を立てて崩れてくる。
凄い!流石はギムだ!
幅200m、高さ50mの氷河は、奥行き500m程迄が、10m四方のブロックに切り分けられていた。
「凄いわギム!」
マリアが大喜び。私もだ!
どや顔のギム。
「全部斬るか?」
任せた!盛大に切り刻んで!
これが、後悔の元になった・・・・。
取り急ぎUP




