表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/226

EP17 異世界の勇者⑤

内容変更の為、前書き、後書きは削除しました。

「科学班のトーレフでござるよ」

「同じく科学班のマリーですよ」

勇者チームの科学班のお二人だ。


「地球から貰ったデーターと、過去に居た、迷い人のデーターから、ルーランへの帰還は、実現可能と判断できたでござる」

マジですか!?

私たちは顔を見合わせた。

帰れる。いよいよ私たちは、帰れるんだ。


「ただし、でござる」

「『穴』は、理解不能の現象を起こしますよ。ゲートと違い、『穴』の中には、物理法則や、時間の法則を無視する粒子が存在しますよ」

「これの解析が出来ていないでござる。ゲートで戻れば、『穴』を通るのとは、違う結果になる可能性があるでござる」


元の時間に戻るのか?日本とここで過ごした分が、過ぎた時間に戻るのか?または、違う時間に行ってしまうのか?

「正直、ラムタ世界は、重力の特殊な世界でござるので、どのような影響が出るかは、出たとこ勝負でござる」

この世界の科学班は優秀だ。

その科学班をもってしても、『穴』と『ラムタ世界』は、謎が多い。



「戻るなら、リスクがあるぞ」

「そして、そのリスクに、俺たちは手を貸すことができない」

アリスさんとケインさんの言葉は、俗にいう「自己責任で」だ。

「リスクは仕方ありません。いつ開くとも分からない『穴』を待つより、リスクが有っても、ゲートで戻れるなら」

マリリンさんは、ゲートで戻る派。

「私も結果は恐れません。挑む価値のある事なら挑みます」

飛鳥さんもゲートを使う事に賛成。

私も同じだ。あの世界に戻れるなら・・・。



「科学者として、あいまいな答えで、申し訳ないでござる。今言えるのは、戻る気なら、戻れると言うだけでござる」

「せめて、戻った人と連絡が取れれば、もう少しはっきり言えるのですよ」

いや、そんなことない!

私たちが戻るために、研究してくれていたのは知っている。

無理を頼んだ・・・・え?

戻った人がいる?・・の?ラムタに?



「ギムとか言う剣士だぞ」

なんだとぉ!それうちのギルメンだ!

まさかここで「ギム」の名が出て来るとは、夢にも思わなかった。


「ギムは、流れ者で、他の世界から来たぞ」

「異空間剣の使い手だったな」

ギムは、異空間剣なんか使わない。


「で、その異空間剣を使うと、空間が切れるでござる」

「その空間を調べたのが、私たちですよ。ラムタ世界の存在を知ったのですよ」

マジか?あいつが来ていたおかげで、色々分かったんだ。


「その時のデーターを元に、今回はゲートを繋げる方法を考えたでござるよ」

「じゃ、あいつは、自力で『穴』を作って、戻ったんだ?」

「いや、どちらかと言うと、ゲートでござるな。自力で空間を斬り、根性で繋げた的な感じでござる」

根性だと!?非常識な奴だ!


「それって何時頃の話?」

「3年ほど前だぞ」

・・・3年前、私がルーランに行く前だ。皆は、マックスの館に居た時期。

「でも、おかしくないですか?ギムさんが、他の世界に行ったなら、話しぐらいは」

いや、あいつなら・・・話さないかも。

普通じゃないから。


「ギルメンなら、周りに誰も居ないのかだぞ?」

確かにそうだ。マリアならギムの側から離れない。・・いや待て待て。

・・・そうか。『穴』に拾われたから、戻った時に、同じ時間に戻ることで、だれも気が付かないのか。

だが、異空間剣なんか、聞いた事が無い。

あいつは、技を隠すようなタイプではない。


!!!!分かった!

この世界の記憶が無いんだ!

全部忘れている。

『穴』に拾われ、戻った時は、拾われた直後。時間は進んでいない。

そして、行った世界の記憶が曖昧なら、本人ですら、夢ぐらいにしか思わない。



『記憶がなくなる可能性もある』

でも、それが分かっているなら、対処法はある。

記録を付けておけば良いのだ。

日本での出来事、此処での事を事細まかに記録しておけば、忘れても、大丈夫だ。


「よし、私の日記を参考にするぞ。

カモミール歴 805年 

7月2日。鍛え甲斐のある3人を、ティナが連れて来た。

7月3日。ボコボコにタコ殴りにした。

7月5日。余りの弱さに涙がでてきたぞ。でも私は見捨てない・・かもだぞ。

こんな感じで日記に書いてあるぞ」

なんか、悪意を感じます。



「ラムタ世界の重力の関係で、ゲートは何時でも繋げられるものではないでござるよ」

「この2日間を逃すと、次は半年から1年先ですよ」

時間が無い!大急ぎで記録を作ろう!


ゲートは、40時間後に繋げてもらう手筈となる。

その前に、日本とカモミールでの記録を残す。

そして、、お別れ記念模擬戦をやり、送迎会を済ませ、お土産などを買って・・・・大忙しだ!!!








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ