EP17 異世界の勇者③
内容変更の為、前書き、後書きは削除しました。
ラムタチーム、大将は私。飛鳥さん作戦参謀。
マリリンさんと、援軍の女神のシータさん、ターナさん、アリッサさん。
カモミールチーム、大将ケインさん。アリスさんが作戦参謀。
女神のティナさん、アイリス女王、レナさんとセレスさん、マオさん。
注意点が2つ。
ここカモミールでは、『悪意』を持った攻撃は禁止。
蘇生が出来なくなるらしい。
侵略者たちが、順番待ち迄して挑むのは「ルールを守れば、悪意なき阻止」つまり、死んでも蘇生してもらえるからだ。
もう一つは、私とマリリンさんは、魔法が全回復している。
女神の力で、ルーランで使っているレベルの魔法が、撃てるようになっている。
全滅とかなら兎も角、わたしを「ぎゃふん」と言わせるのは大変だ。
白姫さんの想いのこもった打掛を着ている。
このルールなら少しは戦える。いや、もしかすると勝てる!
「では、はじめ!」
閻魔様の掛け声で、戦いは開始された。
「氷姫さん!四聖獣!お願い!」
私の着る、色無垢の攻撃紋から、氷姫さんたちが出る。
こちらの最大戦力は知らないはず。
ターナさんが激パフで、魔法の効果を高める。
「白竜と白鳳は、空から攻撃。白武は巨大化!壁になってください。
白虎は待機。それぞれ敵前衛を攻撃開始です!」
自衛隊仕込みの飛鳥さんの指揮で、それぞれが動く。
空から白竜と白鳳が、突っ込んでいく。
アリッサさん、マリリンさん、氷姫さんが、前衛で魔法を放つ。
初手から総攻撃だ。
私の前では、白武が壁となり、シータさんが防壁を張り、白虎が横に構える。
「マオ!毒霧だぞ!」
「ディザスターブリザードですわ!」
「神の加護!熱線砲です!」
向こうも攻撃を仕掛けて来たが、シータさんが張る防壁が私たちを守ってくれる。
攻撃は空からの白竜と白鳳にも向けられる。
レナさんとセレスさんは剣士。二人の突進を受け止めるのは、マリリンさんとアリッサさん、氷姫さん。だが敵の二人の動きは、ギム並みに速い。
空の白竜と白鳳は、敵のマオさんと、ティナさん、アイリス女王の攻撃に苦戦。
!!なんだ!?
防壁の内側から、氷の攻撃が来た。
私は、打掛に守られるが、白虎が何もしないうちにやられた。
そして、無防備な飛鳥さんも・・・。
「ママが本気だよ」
「アリス、魔砲まで使うのか」
なに?今の?
「散開してください!アリスさんの魔砲は、防御不可能です。とどまれば狙われます」
シータさんの叫び声。
「雪姫!白竜と白鳳が落とされたわ!」
なんだと!
「無念・・・」
ターナさんが、セレスさんに斬られた。
「ひゃぁ!!」
マリリンさんが、レナさんに斬られた。
白武も、巨大化して踏みつけるが、動きが早く、から足を踏むだけ。
そして、アイリス様の魔法で凍り付く。氷の精霊が、凍らされるって・・。
「不味いよ。押し切られる」
アリッサさんは、私の手を引き、レナさんとセレスさんから守ってくれるが、ケインさんが回り込んでいた。
「すまんなアリッサ」
お父さんに斬られた!!!!
レナさん、セレスさん、ケインさんに剣を突き付けられ、私は一言。
「ぎゃふん」
氷姫さんも、ティナさん、マオさんの前で、両手を上げ降参していた・・・。ど完敗だ。
「そこまでだ!勝者、勇者チーム!」
つぇぇぇぇぇぇ。勝てると思った私が、愚かだ。
これが歴代6位の勇者チームの力。
やられた仲間達は、ティナさんとシータさんが蘇生してくれた。
「これが死と言う奴ですね・・。川の向こうに、先代のマスターが居ました」
マリリンさんの臨死体験。それ、私も体験してる。
飛鳥さんは、不思議そうに両手を見たり、自分を抱きしめたりしていた。
魔法の無い世界から来たから、不思議なんだ。分かる分かるよ。私も最初は信じられなかったから。
「恐ろしい連中だわ。私たちをこうも軽々と・・」
氷姫さんと四聖獣は、小さくなって、私の肩に乗る。
「どうだぞ?面白かったかだぞ?」
アリスさんは、私に近寄る。
「手も足も出ませんでした。これを着てれば、このルールなら負けないと思ったんですが」
私は本音を言う。
「その着物は、ティナから聞いていたぞ。降参しない時は、これの出番だったぞ」
アリスさんは、コショウの瓶を取り出す。
コショウは毒の類ではない。それを振り掛けられても、打掛は守ってくれない。私は、くしゃみが止まらず、窒息死だ!
なんて恐ろしいことを考えるんだ!
「アリスずるい」
「ママ、魔砲は無しだよ」
「あれは、防ぎようがありません」
ターナさんとアリッサさん、シータさんは、アリスさんに言う。
「ティナに言われたんだ。柊さんたちは、他の世界でギルドとして戦っている。手を抜かず、いい経験を積ませてあげてくれ、とな」
ケインさんが、アリスさんの変わりに答えた。
ティナさんが?私たちのために?
「私たち女神は、柊さんたちの世界、ラムタ世界への介入が出来ません。全ての民を導くことを使命とする女神が、柊さんたちを、加護できないんです」
シータさんのありがたいお言葉。
「姉は、お二人が世界を任せられる、綺麗な心の持ち主だと分かっています。そして、ラムタの現状も知っています」
「だからティナは、二人に強くなって、ラムタに戻って欲しいと考えているぞ」
ティナさん‥いや女神ティナ様だ。そこまで考えて居てくれたのか?
「ビシビシ鍛えるぞ。死んでもすぐ生き返らせて鍛えるぞ」
アリスさん、なんか陰のある笑顔が怖い。




