EP17 この人って?③
EP17を「コラボ」と題していましたが、コラボ作品の不都合により、タイトルの変更と、一部を書き換えて居ます。
「わたくしは、女神ティナです」
今度は、女神キターーーーーーーーーー。
ティナと名乗る女神は、私の横に座るとピザを手に取った。
「ドリンクは、果汁100%でお願いします」と、要求。
女神って、こんなんなの?
「今度は女神かよ。なんでもアリに成って来たな」
「内閣調査室には、担当部署がありませんわ」
「陸自に、未確認生物担当、UMA班がありますが、そこに対応させますか?」
「あ、お気遣いなく。用が済めば帰ります」
と、女神は言うと、ザル蕎麦をすすりだした。
「改めて自己紹介をします。私は天界の最高意思決定機関、16評議会の議長を務める、『ティナ』です」
それって偉い人?いや偉い女神様?
「私の上には3人しか居ません。母と姉2人です。私はギリ、四天王にも入っていますが、それでも展開では偉い人です」
女神四天王?って言うか、女神って家族経営なの?
「今回来たのは、この世界では魔法の解禁を行っていません。勝手に使われては困ります」
魔法って、女神が解禁しないと使えないの?
「はい。魔法は天界が管理しています。女神の許可なく使う事は、違反行為です」
アメリカのデーター取り・・あれ無駄だったのね。
「あ、あの女神様。私たちは異世界から転移してしまって・・・」
マリリンさんが困り顔で言う。
「はい。調べてあります。ラムタ世界ですね」
ほぉ~女神と言うだけはある。
「待て待て、いきなり来て女神だ?」
「客観的に実証できる証拠を見せてください」
「陸自としては、友好条約の締結から始めたいと」
それぞれがもっともだ。背中から羽が生えているのが女神なら、鳥は全部女神だ。
「分かりました。女神足る証拠ですね。では『神の加護』をお見せしましょう。海を割りますか?地を裂きますか?文明を崩壊させますか?あのお月様の破壊も出来ます」
ぶっそうな奴だ!
「もっと平和的なのないの?」
「ではTVを付けてください。飢餓に苦しむ人たちに「神の奇跡」を与えましょう」
嵐山がTVを付ける。
「神の加護、お腹一杯です!」
なんだそれは?
「ニュース速報です。たった今はいってきた情報によりますと、突然満腹感に襲われ、食欲をなくす人が、続出しているようです」
なんだと!?
「一人5000Kカロリーを与えました。全世界満腹です」
私にもか?なんてことしてくれた!
「マジのようだな。俺も腹一杯だ」
「確かに魔法のレベルを超えているわね」
「陸自としては、毎日来ていただくと助かります」
5000カロリーだぞ!ダイエット中の私は、5日分のカロリーだ!
何てことしてくれたんだ!
「認めていただけたでしょうか?」
女神か悪魔かは知らないけど、あんたが、大したヤツだってことは分かった。
「話を戻しますね。柊さんとマリリンさんは、自分の世界に帰ってください」
帰れたら苦労はしないよ。
「え?」
なに、その不思議そうな顔は?
「だって、この世界へは、里帰りで来ているのでは?」
「違います。私たちは、『穴』に拾われて、この世界に転移させられたんです」
マリリンさんの言うとおりだよ。
「事故なんですか?」
そう。事故なんだよ。
「それは困りました。事故となると、処罰の対象になりません」
処罰するつもりだったのか?
「少し考えます。時間をください。それからドリンクのお代わりをお願いします」
今度は、寿司をつまみだした。
「どうするよ、この女神」
「貴重なサンプルとして、研究材料にしたいわ」
「陸自から、捕獲班を呼びますか?」
こっちも穏やかではない。
寿司桶を空にしたティナさんは、モゴモゴしながら口を開く。
「ラムタ世界は、下界や天界からでは、ゲートが使えない場所です」
戻れないと言う事なの?
「はい。やってみます。神の加護ゲートです!」
なにも起こらない。
「もう一度、神の加護ゲート!ゲート!ゲート!」
やはりダメだ。
息を切らせるティナさん。
そこにゲートが開く
「ちょっとティナ、なにやらかしたのよ!担当の女神からクレームが来てるわよ」
また出て来た。
「あ、ごめんなさいね。このバカ女神が、世界中の人を満腹にするから、飲食業に大打撃。経済問題に発展しそうなの。全く考え無しに加護を使うんだから!」
今度は真面なのが来たようだ。
「紹介します。彼女は、16評議会の副議長で、私のお目付け役の、女神アルテミスです」
「アルテミスですじゃないわ!早く神の加護の解除!経済が狂いだす前にやるの!」
「あ、はい。神の加護 満腹取り消しです」
副議長ってさ、議長より偉いんだ。
で、このアルテミス様。確かに女神らしく、私たちに詳しい状況を教えてくれた。
次回、日本編のラストです。




