表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/226

EP13 慰安旅行⑨

長かった慰安旅行も終わりです。

次回は、1部のラストEP。

突然起こる大事件は、いつも通りです^^



敵の攻撃は、私たちに効果がある。

私たちの攻撃は、敵には通用しない。

不公平だ!


「マリア様の光学兵器なら…でも、応答がありません」

リアちゃんはマリアを呼び出すが、たぶんギムの一言で、落ちているのだろう。意外とポンコツだ。


不味い・・有効な対抗手段がない。


「マスター、クラリス様からショートメールです」

ヤモリ姫から?この忙しい時に?

「連絡よこせ。パパより。です」

電報か?

「リアちゃん、王様に掛けてみて」

私たちは邪念体の攻撃を、避けるしかなかった。

「マスター、ゴルノバ王、出ます」

電話が繋がる。リアちゃん経由で王様と話す。


「雪姫か?」

「はい」

「邪念体が現れた。対応を頼みたい」

「その依頼、受けました。既に対峙しています」

「そうか、さすがに情報が早いな。任せたぞ。プツン」

「でも、有効な対応・・え?切れてる?リアちゃん、切れちゃったよ?」

「マスター通話終了です。王様が切られました」

丸投げされた!



「このままじゃ、不味いぜ。一方的だ」

サマンサが叫ぶ。

攻撃を躱してはいるが、いずれはもらう。


  「私たちの出番では?」

氷女さんの声がした。

「行けるの?エネルギー体だよ」

「私たちは聖なる霊。邪に対しては天敵ですよ」

そうか!聖霊だもんね!

「お願い!力を貸して!」

私は氷女さんに、お願いした。


「かしこまりました。しかし問題が・・・。この閉鎖空間では、私たちの力は強すぎます。攻撃は、皆さんも巻き込んでしまう恐れがあります」

何度か聞いた気がする…うちの連中は1発屋が多い。

「一番被害の少なそうな策で、お願い」

多少の被害は仕方ない。


「では白武!出なさい!」

私の右下に魔法陣が出現。中から『白武』が現れる。

「白武の属性は「土」です。能力は2つ。高い防御力と、巨大化することで、相手を踏み潰します」

氷女さんが説明してくれた。

「分かった!白武!巨大化して、「邪」を踏み潰して!」

白武は、私の方を見て頷くと、巨大化を始める。



おお!・・・おおおおお!!・・お・お・・おお?えええええ!!!

洞窟の天井ほどの大きさになると、天井を突き破り、崖の上に、白武の甲羅が出る。

高さ40m幅80mに渡り、崖の上の地面は崩落した。

デカくなりすぎだ!


私たちは、白武の腹の下に潜り込み、崩落を避ける。


脚の直径が10m以上。

その脚が、「邪念体」を踏みつぶす。

単純な攻撃だが、これは避けられない。


聖なる霊である、聖霊に踏み潰され、邪念体は消滅。

洞窟の上は全て崩落し、岬はなくなり、入江が出来る。

でも、人的被害ゼロ。

いいかな?



翌日・・・ギルドに戻ると、大騒ぎになっていた。


『海の覇王の討伐や、邪念体の討伐。スノープリンセス大活躍』

新聞記者や、TV局まで来た、大騒ぎだ。

言えない・・・宝さがしで、リヴァイアサンにチョッカイ出したとか。 肝試しの最中に、邪神体の封印を解いたとか。

王様には報告したけど、メディアには絶対に言えない。


「雪姫さん、一言お願いします」

「ギルマス、覇王は強かったですか?」

「スノーさん、邪神体の討伐で、岬を一つ消滅させましたよね」

私は、打掛を頭から被るように着て、足早に中に入る。

・・・なんか犯罪者だ。



「おかえりなさいませ、雪姫様」

「おお!帰ったか!」

「聞きましたよ、僕たち抜きで、岬を破壊したとか」

「ガオガオガオ」

「ダイル様は、大活躍でしたね、と仰っております」

馬鹿どもの、お出迎えだ。


「リアちゃん、王様に連絡して」

早急に口止めせねば。

「その王様が、お部屋でお待ちでございます」

向こうから来ていた。




「お前は正直すぎる」

ゴルノバ王は開口一番、ドスンときた。

「えへへへ」

笑うしかないだろ。


「黙っていれば、英雄だぞ。誰にも分からないし、誰も疑わん」

とは言いますが・・・これも性格で。

「ワシとしては、国民に英雄が居てくれた方が、各国に対して発言力が強まる。当然、この度の自作については、口外はしない」

流石は、出来すぎ王。

「討伐した事実は変わらんから、出現に言及されたら、空でも見て胡麻化せ」

了解っす。


「でだ。討伐の報酬だが、7国議会の副議長より「望むものを与えよ」と進言が来ている。何か欲しいものは有るか?」

副議長って、ミサキさんだ。


「欲しい物・・・ん~~~~~」

気になっていた事はある。でもお願いしていいものか?

「遠慮するな。多少の無茶は聞いてやる」

そお?

「怒りません?」

「ああ、怒らんから言ってみろ」


「魔人族の情報提供者を、ギルドに招待したい」

流石の出来すぎ王も、びっくりだ。

そして唸りだす。


「・・・・・うぅぅぅん・・」

当然と言えば当然。人類を滅ぼそうとしていた魔人族。

まだまだ、信用はできないだろうし、王としては、軽々しく許可など出せるものではない。

でも、情報の提供者は、テレサのお父さんだ。

会わせてあげたい。隠れてではなく、堂々とだ。


「分かった。いいだろう」

流石は名君。決断が早い。

「しかし内々に事を進めろ。責任は俺が持つ」

出来すぎ王だ。



ゴルノバ王は、帰りがけに

「実は、これはトップシークレットなのだが・・・」

と、切り出した。

「3か月前、リカ国で、キメラが確認された」

キメラ?

ブルックたちは驚きの表情だ。

「弱っていたので討伐は容易かったが、これは由々しき事態だ」

???

「今の話は、ここだけの話だぞ」

王は、それ以上は口にしなかった。宝の箱の礼を言うと、戻って行った。

キメラって?












1部終了時に、3~5日のお休み。

他世界編が終了時に、2週間のお休みを予定していまます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ