EP10 マックスとの出会い①
昔のギャリソン^^
「あんたが最強聖霊の、ギャリムソンかい?」
「小僧、我に何の用だ?」
「マックス様は、当時最強と謳われていた私に、愚かにも挑戦してきました」
おい・・『我に何の用だ』とか言ってるの、誰よ?
「今はギャリソンでございますが、当時はギャリムソンと名乗っておりました」
あんたが?ほんとに?
「実は訳があってな、仲間になって欲しい」
「小僧!!我に仲間に成れと?たわけたことを!」
「だよな・・・・なら仕方がない。力ずくでも、成ってもらおうか」
「マックス様は、戦う構えを取られました」
キャラ、まるで違うし。
「しかしながら、この無礼な小僧・・いやマックス様。私は少々気を良くしておりました」
小僧って言ったね?
「最強故に、挑み来る方も多い。しかし姑息な罠や、不意打ちなどの奇策を講じる方、ばかりでございました。マックス様は、正面から堂々と来られました。
私は、この戦い、楽しめそうだと、ワクワクしておりました」
「そうだ、最強聖霊。一つ頼みがる」
「なんだ小僧?言ってみよ」
「ハンデが欲しい」
「ハンデだと?」
「マックス様は、なんと真っ直ぐな、お方。『自分は弱いから、妻と一緒に戦いたい』と、申されました」
白姫さんって戦うの?
「妻は、俺の応援をする!いいか?」
「まぁ良いだろう。応援は許そう」
「美しい方でした。白い着物を纏い立つお姿は、聖霊の私が見ても、神々しく感じました」
応援も、相手の許可が居るんだね。
「行くぞ!ギャリムソン!」
「来い小僧!」
「マック様は、正面から突っ込んでこられました。そして力任せの右。私が左手で受け止めると、勢い任せの左足蹴り。
若者らしい荒々しく、力強い攻撃の連続でございました。しかし、最強聖霊のわたくしは、攻撃を軽く躱させて頂きます」
ギャリソンって、そんなに強かったんだ・・。
「やはり強いな、まるで当たらんか・・。が、これで全力だと思うなよ」
「いいぞ、我をもっと楽しませろ!」
「マックス様は、魔法を織り交ぜての攻撃に、戦略を変えてきました。流石の私も、魔法攻撃を躱しながら、マックス様の攻撃は躱しきれません。守りが利かない以上、お楽しみは此処迄」
ギャリソン、楽しんでたんだね?
「はい。久々に楽しく戦えておりました。贅沢を言えば、全ての攻撃を躱し『小僧、まだまだだな』とか言いながら、次回の戦いのお約束を取り付ける。
『1年だ。1年待ってやる。少しは強くなってから来るがいい』
とか言って、日時の予約まで取り付けられれば最高です」
「ぐはぁ!・・・くっ!」
「どうした小僧?この程度か?」
「まだまだだ!」
「勝負は完全に私の流れ。しかし良い目をされていました。劣勢でありながら、私を睨みつける目。負けることなど考えない。自分を信じている、力強い意志を感じる目でした」
「ぐはぐは!・・・うううう…。まだだ・・まだ戦る・・」
「まだ立つというのか?諦めろ小僧」
「まだだ。まだ俺には白姫が居る」
「参戦の許可を取り付けながら、白姫様は、そこまで動いておりませんでした。『これは何かある』私は、本能で危険を察知いたしました」
遂に白姫さんが?
「はい。予想もしない大技。まさかの『裾、たくし上げ』でございました」
はい?
「白姫!!」
マックス様の指示で、白姫様が動きました。
「白姫様は、白いお顔をほんのり赤く染め、裾をたくし上げておられました。私は、その美しい御御足に目を奪われ・・・」
「最強聖霊!隙ありだ!」
「ぐはぁぁぁぁ!」
「見事な一撃でございました。私はマックス様に敗れました」
おいおい。いい話の流れだったよね?なのに、なに?この落ち?
「・・・見事だ小僧。まさかあそこで『たくし上げ』が来るとはな」
「妻の生足。男なら目を奪われない奴は、いないさ」
「ふふふふふ・・・確かに」
「大丈夫か?立てるか?」
「マック様の差し出す手を、わたくしは握ります。そして約束通り、負けた私は、マックス様の仲間となります。
最強聖霊の肩書を捨て、ギャリムソンの名からも、一文字捨て・・・。
執事ギャリソンの誕生でございました」
最強聖霊から何で執事?
「それは簡単でございます。白姫様の身の回りのお世話。最強聖霊がするのと、執事がするの、どちらが宜しいでございましょう?」
そこか!このスケベ性霊!
「これが、私がマックス様と出会ったエピソードでございます。
その後、ギム様が仲間になられます。
ギム様もまた、癖のあるお方。簡単に仲間になっては頂けませんでした。マックス様は、命がけでギム様と戦います」
今度はギムのエピソードだ。
次回はギム。ギムの世界へようこそ^^です。




