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とある冒険家の日記

作者: 遠山ユウ

どこかの世界の誰かが拾った、誰かの日記の1ページ。

「とある冒険家の日記」



 今日は聖剣を拾った。


手に入れた者はたくさんの猫に好かれる、そんな聖剣だ。


見た目は今どきなデザインで僕は気に入った。

見たところ、模造刀のような感じで刃もニセモノのようだ。

切れない。


刃からマタタビの強い匂いがする。その効果のせいか、聖剣の一振りで、ありとあらゆる猫がいっぱい寄ってきた。

どこにこんな大勢の猫が隠れていたのかと怖くなるほど効果はバツグンだ。

 あの頃の僕は、側から見れば、ひとりで大勢の猫相手に刃物を振り回しながら歩くおかしな奴だったのだろう。

帰り道で4回も職質をされた。片道徒歩10分で4回は多い。


 けどこの聖剣、鞘がない。


猫たちを解散させる方法がないため、ずっと着いてこられる。


 冒険家の中ではあまり価値のない剣。

お読みいただきありがとうございます。

私自身、こういった形で文章を書いたのは今作が初めての経験になります。

楽しんでいただけたなら幸いです。

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