人族じゃないらしい
「僕って人族じゃないらしいんだけど、じいちゃんばあちゃん何か知ってる?」
「「え?そうなの?」」
「ミックスらしい」
「「そうなの??」」
「まあどうでもいいか」
種族なんて今の生活に何の影響もないからね。
それより、力を授かったんだからいっぱい練習しよう!
力は、強い順にEX、SSS、SS、S、A、B、C、D、Eとなっている。
9段階あるらしいけど、大抵はCかDだ。SSS以上はお伽話に出てくるレベルだから現代には存在しないらしい。
Eは全く力がないということであるため、僕は黄・紫以外の魔法は使えないということだ。
この力は絶対不変ではなく、練習などをすれば上げることができる。
しかし、Eのものは練習の仕様が無いため上げることができないらしい。
とりあえずは黄魔法の練習をしよう。でも、どうやって使うんだ?
「うーん」
明日、町の図書館に行って勉強しに行こ。
ーーーーーーーーその日の夜
「ショウは寝たか?」
「ぐっすり眠っているよ」
「……ショウに教えなくていいのか?」
「まだ早いんじゃ無いかい」
「じゃが、もう10歳だぞ」
「あの子が15歳で成人する時に教えよう。……この家に来た時のことを」