ルーク教授
今回は短めです
ーーーーーーーーランクマッチから数日後
ショウの部屋で、みんなと一緒に昼ごはんを食べている時に連絡が来た。
##クラン『星火燎原』がDランクに昇格しました。##
「お! やったぜ!」
「まさか一回戦っただけで昇格出来るなんてね」
「校長が直接見てたことも大きいんじゃ無いかしら」
「そうかもしれないね。」
「ランクがDになったら、授業を受けられるようになるんだよな?」
「そう。だから午後は授業を受けに行こうと思うんだけどどうかな?」
「いいね」
「賛成」
「俺もいいぜ」
というわけで、各々興味のある授業に出席することになった。
カイトとレナは、防御に関する魔法の授業へ。ミウは、魔法を活用した体術の授業へ。ショウは魔法理論の授業へそれぞれ向かう。
魔法理論の授業は、ショウ以外に履修者がいなかったため教授の研究室で行われることになった。
研究室にノックをし、入室する。
「失礼します」
その研究室はたくさんのデータや研究レポート、論文などが散在していた。足の踏み場もほとんどない。
そんな研究室には男性が1人いた。髪はボサボサで丸メガネをかけおり、30歳くらいだと思うがとても老けて見える。
「君がショウかい?」
「……はい、そうです」
「私はルーク。魔法開発の研究を行なっている」
「今日は、よろしくお願いします」
「ところで……なぜ君は魔法理論に興味があるのない?」
ショウは、叶えたいことやクランのこと、強くなりたいことなどを伝えた。
「魔法を理解できれば、より強い魔法を使えるようになるのでは無いかと考え、ここに来ました」
「なるほど。ちなみに今はどれほどの強さなんだい?」
ショウは一枚の紙を受け取り、そこに自分のステータスを記入してルーク先生に渡した。
「これは、本当かい!?」
「そうです…」
少し書いてないこともあるけどね。
「こんなに強い学生は初めて見た!私の実験に付き合ってくれ!」
「……はい?」
魔法理論の授業はどうなるんでしょうか。
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