表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/31

ショウの秘密

 ランクマッチの結果、昇格するのかどうかはまた後日連絡されるとのことだった。


 ショウはクランメンバーに用事があると言って、先に帰ってもらった。その後、1人で校長室に来ていた。

 ドアをノックし、部屋に入る。

「失礼します」

「適当に座ってくれ」

「はい」

「何か飲むか?」

「いえ、お構いなく」

「そうか」

 校長室はとても整理されており、無駄なものは置いていなかった。

 シオン校長は紅茶を手に、ショウの正面に座った。

「とりあえずランクマッチお疲れ様」

「ありがとうございます」

「なかなか強いようね」

「特訓してきましたから」

「ふーん。ホントにそれだけ?」

「……はい」

 

 シオン校長は1枚の紙を取り出し、ショウに見せた。それはブレスレットが読み取った、ショウの本当のステータスだった。



ーーーーーーーー


名前 :ショウ

種族 :ミックス

生命力:S+

攻撃力:A+

防御力:A+

素早さ:C+

魔力 :赤E+ 青E+ 緑E+ 白E+ 黄S+ 紫SS+


称号 :【魔王子】全ての力に少しだけ+補正

    【■■■】??????

技  :【初級黄魔法】ヒール【中級黄魔法】エリアヒール【上級黄魔法】プレイ【初級紫魔法】ポイズン【中級紫魔法】パラライズ【上級紫魔法】カース


ーーーーーーーー


 ステータスを見せながら、ショウに尋ねる。

「あなたは魔王の子どもなの?」


 ショウは内心とても焦っていた。人族の国に魔王の子供がいるだなんて、争いの種でしかない。

 これから自分がどうなるのか不安でしょうがなかった。


「……わかりません」

「わからないというのは?」

「両親に会ったことが無いんです。だから、分かりません」

「そうか…」

「僕はこれからどうなるんでしょうか……」

「このことを知っているのは私だけだ。もちろん誰かに言うこともない」

「なぜですか?人質にでもなると思ったんですが」

「1年前ならばそうなったであろう。しかし、今は違う。最近、新たな魔王がスピーチしたことを知っているか?」

「いえ…。なんと言ったんですか?」


 それは驚くべき内容だった。今までの歴史上では考えられないことをやろうとしていたからだ。


「魔族は人族と戦争をせず、平和を目指すと宣言したんだ」


「……!?」

「これは、平和に向けた第一歩だ」

 シオン校長は、強い眼差しで話を続ける。

「そして私は、君と言う存在が人族と魔族を結びつけてくれるのでは無いかと考えている」


読んでいただきありがとうございます!! 


評価の★★★★★をつけてくださるととても嬉しいです!

ブックマークもよろしくお願いします!


只今、前話までの書き方を修正中のため違和感があるかと思いますがご容赦ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ