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ステータス確認

 入学式に支給されたブレスレットは、様々な役割がある。

 施設の利用許可証・お金の入出金、決済・ステータス確認・他者との連絡など。これらの機能はアップデートされ続ける。


 そしてクラン設立申請もできるのだ。


「クランの代表はショウでいいよな?」

「それでいいわよ」

「うん!」

「わかった。僕がやろう」

 4人はまた、朝からショウの部屋に集まり会議をしていた。

「とりあえずの目標はランクを上げることだ」

「ランクマッチで勝てば良いんだよな?」

「そうだね」

「でも、どうやってランクマッチはやるんだ?」

 レナが『学校案内』の冊子を開き、説明する。



ーーーーーーーー


 ブレスレットでランクマッチの申請をすると、同じランク帯で申請をしている他のクランとマッチングする。

 特別演習場でマッチングしたクラン同士が戦う。

 立ち会う教授が試合内容を決める。


ーーーーーーーー


「よし。さっそく申請するか」

 ショウはブレスレットを操作し、ランクマッチの申請をする。


###ランクマッチ申請。マッチするまでお待ちください。###


「これでいいな」

「そういえば、私たちのステータスを確認しておいた方がいいんじゃない?」

「そうですね。何か紙に書いて共有しましょう」

 ブレスレットの操作や閲覧は、所有者のみすることが可能なため、原則他の人が見ることはできない。

 それぞれが紙とペンを取り出してステータスを記入していく。


 『祝福』のときから見てないから、どれだけ成長してるか気になるな。


 ショウはブレスレットの操作し、ステータスを確認する。


###ステータスを表示します。###


 なんだこれは!?……流石にこれを書くわけにはいかないな。


 ショウは、一部分を除くステータスを紙に記入した。


 全員が書きおわり、カイトから順番に見せていくことになった。

「じゃあ見せるぞ」



ーーーーーーーー


名前 :カイト

種族 :人族

生命力:B

攻撃力:D

防御力:C

素早さ:C

魔力 :赤D 青C 緑A 白C 黄C 紫D


称号 :

技  :【初級青魔法】ブルーボール【初級緑魔法】グリーンボール【中級緑魔法】グリーンウェア【初級白魔法】ホワイトボール


ーーーーーーーー


「緑関係の力が強いな」

「それは、緑魔法を使う機会が多かったからかもしれないな」

「次は私のを見せるわ」



ーーーーーーーー


名前 :レナ

種族 :人族

生命力:C

攻撃力:C

防御力:B

素早さ:D

魔力 :赤C 青D 緑C 白A 黄D 紫D


称号 :

技  :【初級緑魔法】グリーンボール【初級白魔法】ホワイトボール【中級白魔法】ホワイトウェア【上級白魔法】ホワイトウォール


ーーーーーーーー



「レナちゃん上級まで使えるんだ!」

「カイトに負けないように頑張ってたら使えるようになったわ。ミウはどうなの?」



ーーーーーーーー


名前 :ミウ

種族 :ミックス

生命力:C

攻撃力:A

防御力:C

素早さ:B

魔力 :赤A 青A 緑D 白D 黄C 紫D


称号 :

技  :【初級赤魔法】レッドボール【中級赤魔法】レッドウェア【初級青魔法】ブルーボール【中級青魔法】ブルーウェア【初級黄魔法】ヒール


ーーーーーーーー



「赤と青の魔力がAって凄いな」

「パパが獣族の中でも強かったらしいの。それでかも」

「なるほどな」

「じゃあ、しょうのも見せてよ」

「……」

 ショウは渋々ステータスを見せた。



ーーーーーーーー


名前 :ショウ

種族 :ミックス

生命力:S

攻撃力:A

防御力:A

素早さ:Ⅽ

魔力 :赤E 青E 緑E 白E 黄S 紫SS


称号 :

技  :【初級黄魔法】ヒール【中級黄魔法】エリアヒール【上級黄魔法】プレイ【初級紫魔法】ポイズン【中級紫魔法】パラライズ【上級紫魔法】カース


ーーーーーーーー



「なんだこのステータス!?」

「S2つにSSまであるじゃない!」

「上級魔法2つも使えるなんて……」


「……ホントびっくりだね」


「「「こっちのセリフだわ!」」」


 そこからは質問の嵐だった。


Q.何をして生きてきたのか

A.農業


Q.どんな修行をしてきたのか

A.毎日ひたすら魔法を使い続ける


Q.何族のミックスなのか

A.わからない


Q.なぜ魔力にEがあるのか

A.わからない


「はあ。ショウってすごかったんだな」

「……どうもどうも」

「同じクランで頼もしいわ」

「ほんとだね」


 みんながショウの強さに感心していると、ブレスレットに知らせが届いた。


###マッチングしました。本日、午後2時より特別演習場フロアⅤにてランクマッチを行います。ご準備ください。###


「お、マッチングしたぞ。午後2時からだ」

「今正午だから、あと2時間あるわね」

「とりあえず、腹ごしらえしよう」


 4人はコンビニ弁当を食べつつ、作戦会議をした。


 ブレスレットの匿名掲示板にはランクマッチのことが書かれている。

「試合内容は開始1時間前にわかるらしいよ」

「試合は同人数でのチーム戦か、勝ち残り形式の個人戦が多いみたいね」

「チーム戦だと俺たちには厳しそうだな」

「そうですね。まだ一緒に戦ったことがないので連携が取れないですもんね」

「まあ試合内容がどうであれ、負けたくないよな」

「もちろん。これから勢いをつけるためにも勝とう!」

「「「おう!」」」


###試合内容のお知らせ。クランメンバー全員による総力戦。相手を全員退場させたクランの勝利。立会人:学校長シオン###


読んでいただきありがとうございます!

PV数が増えていてとても嬉しいです!

★★★★★を押していただける感謝が溢れます。

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