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勇者VS魔王2

やる気のあるうちに、書けるだけ書いていきます。

 爆発の煙で魔王がどうなったのか見ることができない。

「やったか?」

「……それはフラグだということを知らないのか」

「何!?」

 煙が晴れると、魔王の隣に1体の悪魔がいた。



ーーーーーーーー


[サモンドデビル]

悪魔を召喚する。

紫魔力によって強さが変化する


ーーーーーーーー



「こいつがいなければ、今頃私は死んでいただろ」

「何をしたんだ!」

「この悪魔に爆発の威力を低下してもらったのだ。しかし時間がなく、間に合わなかった。だから無傷とはいかなかったがな」

 魔王の言う通り、体中から血が噴き出しており悪魔に支えられながら立っていた。

「万全な状態でいる悪魔の前では、すべての攻撃が無力となるだろう」

「ならばこちらも。[サモンドゴーレム]!」

 土が盛り上がっていき地面から、白く輝くゴーレムが現れた。



ーーーーーーーー


[サモンドゴーレム]

ゴーレムを召喚する

白魔力によって強さが変化する


ーーーーーーーー



「行けゴーレム!あの悪魔を抑えるんだ!」

「悪魔よ。あのゴーレムを倒すのだ。」

 召喚された二つの怪物が殴り合う。拳がぶつかるたびに、衝撃波が生じていた。

 そんな勝負でも優劣はある。


「そんな! ゴーレム!」

「勝負あったな勇者よ。お前とは魔力が違うのだ」

 どちらの怪物も魔力によって強さが変化するため、紫魔力EXもある魔王の悪魔が勝つのは必然ともいえる。

「悪魔よ。あの勇者も始末するのだ」

 すると悪魔は両手を勇者に向け、力を貯め始めた。

「……一か八かに賭けるしかないか」

 勇者はそう言ってある魔法の準備をする。

「悪魔よ。放て!」

 悪魔の両手から紫色をした巨大な球が勇者目掛けて飛んで行く。くらえば生きてはいられないだろう。

 それでも勇者はあきらめていなかった。

「[リフレクション]!!」



ーーーーーーーー


[リフレクション]

魔法を反射することができる

白魔力によって反射量が変化。


ーーーーーーーー



 勇者の魔法に反射された紫色の球が、魔王に向きを変え飛んでいく。

「まずい!?」

 悪魔は魔法を使ったばかりで、それに対応することはできない。

「こんなところで終わるなんて!!」

 魔法が直撃し、魔王は生き絶えた。


「はあ。はあ。はあ。……やっと倒すことができたか」

 勇者は、反射できなかった分のダメージをくらい、生命力はあと僅かとなっている。そのため、立つこともできず横になっていた。ここが敵陣の中心であることも忘れて。

 達成感から周囲の警戒を怠ってしまい、勇者に向う男に気がつかなかった。

「ぐはっ!」

 1人の魔族が、勇者を刺し殺したのだ。


「……この戦争は終わりだ」

勇者を殺したその男は、『ハーデス』に向けて歩き出した。


「……ショウは無事だろうか?」


読んでいただき有り難うございます。

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