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地上戦艦

遥はグレッグが天国に召された今、コーデル社の副社長であり、日本支社長でもある。


世界でも最先端を行くコーデル社。


世界最大のIT企業であり最高の成績を誇る投資銀行、大学、病院、多くの孤児院を有し軍事企業を支配下に収め動かす会社。


遥は中学生になる前からマクシミリアンの片腕としてミランダやアシュリーを通してアメリカの財界人や政治家、軍人、各分野の学者たちに学んできていた。


徹底的なエリート教育が遥になされたのであった。


小学生の時初めて見たマクシミリアンの魔法に驚き、マクシミリアンから地球の将来を伝えられ故郷のセントリーブス王国の危機を知らされる。


マクシミリアンはネットゲームで知り合った遥を実際に目で見てその場で故郷セントリーブス王国を救う手伝いを願い出た。


子供が目標を持った場合、それを成すための努力は惜しまない。


面白いからだ。


マジェスティックワールドで当初ありとあらゆる魔法陣がマクシミリアンと遥により開発され、遥の考えで誰でも魔法陣開発が簡単に出来るようになった。


高校生の頃はミランダの下で会社経営を開始。


ミランダの秀でた人を育てる能力がマクシミリアンの子供の時と同様に発揮される。


時々メイドのレナにちょっかいをかけられながらも、お嫁さんになってくれないかなーとか思っていた。


新たな魔法陣開発者でありまた企業経営者、そして政治家として育て上げられた遥の目の前に、砂漠に敷かれた広大なコンクリート床に描かれた巨大魔法陣。それに乗せられた巨大なモノがあった。


戦艦であり空母でもある代物、地上戦艦コーデル。


「ほえー、いつの間にかここまで出来てたんだ。さすがコーデル社っていっても知ってたけど、実際に見ると凄いなー」


携帯電話に姉の由美子から連絡が入る。


『ブリッジで艦長がお待ちよ、早くいらっしゃい』


「うん、姉さん」


遥がブリッジに上がると初老の男性が敬礼する。


「この艦隊を預かるモレスであります。以降お見知りおき下さい」


遥も元将軍に教わったようにキチンと礼を返す。


「コーデル社副社長の早乙女 遥です。丁寧なご挨拶痛み入りますモレス艦長」


地上戦艦の周りにやや小さい護衛車両(といってもかなり大きいが)燃料補給艦その他各種兵器群に民間物質を積んだ大型トレーラーが無数に見える。

空には垂直離着陸が出来る戦闘機、巨大なヘリコプターが飛び回る。


更にその兵器に護られるように無数のバスが連なる。


姉の由美子が遥を抱きしめる。


「すべきことは全てしてきたよね」


「うん、大丈夫」


もうすぐ遥はマクシミリアンに救われた人々と共に巨大異世界転移魔法でセントリーブス王国に旅立つ。


巨大魔法陣の外側に小さくマクシミリアン一行が見えた。










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