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孤児

マクシミリアンは急遽、遥に連絡を入れ指示を出した。


「いいかいハル君、これからマジャスティックワールドの性格判別システムに一般の大人に対応した項目を組み入れてくれ。出来るだけ各部門のエキスパートが食いつくゲームにもしてほしい」


マクシミリアンは転移させる部隊の編成にあらゆる産業のエキスパート部隊を組み込む事にした。


セントリーブス王国だけでなく全ての国の国民が安心して暮らせる世界の構築のために。


ミランダが中心となりあらゆる情報媒体にその身をさらしてマジャスティックワールドの宣伝に奔走する。


レナはその道のエキスパートが食いつくようなアイデアを世界中の仲間から募る。


とんでもない賞金、夢のようなグッズがコーデル社から提供される。


世界中マジャスティックワールドに熱狂し始める。


更にゲームの中で世界を造り上げることに必要なモノを金に糸目をつけず購入させるとしたら何を買うのか問い、提供された知識にそれ相応の対価を払う。


ネット上であらゆる人から評価されるモノが浮かび上がる。


マクシミリアンは提供された情報から浮かび上がったモノ、その全てを購入させた。


コーデル社自体が生産保有する兵器の他に傘下の私設軍事企業 銀翼の鷹のつてで購入出来た兵器を含む産業機械、資源、道具などがアメリカ合衆国のコーデル社が所有する砂漠地帯に集められていく。


問題はここからだった。


銀翼の鷹パーティーメンバーが生きている頃にかき集められた兵士たち1万人がリストアップされた人物に接触を図っていった。


異世界という事自体が夢物語である。


誰が信じよう。


それでも必死に説得するつもりだった。


『冗談だと思ってもらってもいいです、でも異世界に渡ることが出来たらなにができるか想像してほしい。今の暮らしに近い環境は用意するし、アメリカに来る費用も出しましょう。


コーデル社はいつも愉しいことを考え実行している事をあなたはご存知ですよね。


もし異世界転移がかなわない場合、あなたがアメリカ合衆国を2週間自由に旅行出来るようにして差し上げましょう。

もちろんお小遣いもです。

馬鹿な事を言っていると思っていただいてもらってもいいです、ですがもしこちらに来ていただけるのならば、この事は誰にも言わずにただ別れを伝えていただきたいと思っております。

異世界転移が叶った場合は二度と帰れないのだから』と。


予想外に希望者が集まる。


事前に性格判別システムが判定したと同じで面白いことが好きな人々が多かったのであった。


だが流石に家族ごとリストに上った子供たち以外は、家族の繋がりもありそうそう希望者は居なかった。


その中でダントツに希望者が多くあつまった子供たちが居た。


世界中の孤児たちであった。












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