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襲撃

地球で最も高級な車ファントムレディ・Mark5・フィアナ。その2台が高速道路を巨体で周囲を睥睨しながら走る。


1台にはマクシミリアンとグレッグ、もう1台には遥とミランダが乗る。


マクシミリアンが乗る車の助手席に座るキリコが、護衛車から入る通信を捌きながらハンドルを握るエイジに指示を出す。


怪しげな車両が近づいているとの連絡が入る。


「分かった、ターゲットを沈黙させよ」


『了解!』


遥達に近づく車に、何処にでもある1ボックス車が併走した。


1ボックス車から無線で併走する車のエンジンの燃料制御用コンピューターにハッキングをかけガソリンの供給を止める。


車は徐々に速度を落とし高速道路脇に停車し、その前後に別の1ボックス車2台が怪しげな車両を挟みこむように止まる。


2台の1ボックス車からアメリカ合衆国軍兵士が重武装で車を取り囲む。


「両手を上げて車から出ろ!、繰り返す両手を上げて車から出ろ、指示に従わない場合は米国民間外交官特権を持つ者の指示のもとに貴様等を即座に射殺する」


4人の男が両手を上げて道路にうつ伏せになる。


じりじりと近づく兵士。


「!」


胴体が少し浮いている男がニヤリと笑う。


慌てて1ボックス車の陰に全員隠れると同時に爆風が車体を揺らす。


対爆弾用の装備を施された1ボックス車に命を救われた兵士たち。


すべて想定内である。


そのとき既にマクシミリアン達は十数キロ離れた場所を走っていた。


コーデル社は最先端のアメリカ合衆国陸海空3軍から兵器開発を委託されるハイテク軍用兵器開発企業を何社も配下に置く。


巨大な軍事企業であり政治家とも厚く交流がある。


故に常に敵対する国家から狙われる。


それでもマクシミリアンは歩みを止めない。


その全てはセントリーブス王国を救う為である。


マクシミリアンにキリコから報告が上がる。


某国の工作員は全員死亡、当方兵士に死傷者は無し、ただし車両は大破と


『死んでなにになる。

死なせる者、死に行く者、殺される者。その原因はなんだ。限りある領土か、資源か、他人への無理解か、人を無理矢理にでも従わせる権力欲か。

過去の因縁の発端は全てそこじゃないのか。


我はセントリーブス王国を守る為にここまできた。

魔王国程度に勝つその力、いや全ての国を従える力はとうの昔に超えた。


兵器も十二分に確保した。

戦うだけなら十分勝てよう。


それだけでいいのか、後はどうする。

在野に広がるであろう抵抗を抑えられるのか、出来なければ全て殲滅するのか。

それでマリアンヌは、娘たちは喜ぶのか。


転移者のリストアップもそろそろ終わる。

滅びるこの星から僅かながらでも人を救う事も出来そうだ。

だが転移して来た恐ろしい力を持ったものをセントリーブス王国国王陛下はどう見る。

セントリーブス王国国民はどう見る』


思考に沈むマクシミリアンをグレッグが心配そうに見つめる。



マクシミリアンはグレッグを見てニッコリ笑った。


そしてグレッグに言った。


「我は世界を変える、変えなければセントリーブス王国は永遠に救われぬ」


グレッグが驚き、そして大きく頷く。


「伯爵様、私もお手伝いさせて頂けますでしょうか」


「うむ、苦労をかけるが、よいかグレッグ」


「畏まりました」




決意は成った、だがその為にどうするか悩むマクシミリアンであった。




























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