ネタと真実
久々に遥成分を吸収したレナはご機嫌であった。
「来年は遥も高校生活なのねー」
何気なくミランダが呟く。
『君をつけなさいよ!君を!なにさまよーお母さんなの、いつからお母さんになったの』
それでも高校生・・・レナの妄想が爆発する。
『海でずぶ濡れの高校生の遥君に、お前をコロスとか・・・』
すっかり腐りきっているが見た目は超絶美少女のメタラーメイドである。
休日は黒の革のメイド服にドクターマーチンのブーツ、トゲトゲの付いたチョーカーで街を歩くレナ。プライベート時の私服なので誰も何もいう気が起きない。
また日本だと普通だがアメリカでもスタイルは変えない真のメタラーである。
「レナ、遥のボディーガードも考えなきゃいけないかも知れないわね」
『だからー君付けろって、!ボディーガード・・・』
「高校生と言えば体は大人でしょう、遥に何かあったら困りますからね」
遥はすでにコーデル社の重要人物なのであった。
「高校生だと大人が紛れ込んでも一瞬分からないことも有りそうだし」
「どの様な方法が宜しいか悩みますねミランダ様」
「ボディーガードを生徒として配置というのはどうでしょう」
レナの目がキラリと光った。
「では私が」
もうどうしていいか分からない。
「同じ年齢の高校生ですよレナ」
「見た目は・・・」
「お・な・じ年齢の日本人の高校生ですよ!」
ミランダの提案により高校生のシークレットサービスが配置されることになった。
問題は人選である。
「高校生になるとイジメ問題がございますミランダ様」
「そうなると遥をイジメから守ってくれる人がいいかしら」
「じゃあ、ちょっと強面な人が良いですね」
日本の学生の中で強面と言えば番長かスケバンであるとミランダは知っていた。
ネットで出ていた。
間違ってもスリムな学生服とか短いスカートではない、あれはファッションであり強者のスタイルとは言えないと思ったミランダ。
知識偏重の問題である。
あとは実際実力がどの程度有ればいいのか判断しかねたので地上最強の実力者、ただし鉄仮面をつけないと力が制御出来ないような者は問題なので候補からはずすように指示した。
鉄仮面は男も女も非常に危険なのだとネットに出ていた。
人選に時間はまだある
世界中を探すミランダ。
出来れば黄色人種、武道に通じ、日本語がある程度理解出来、遥に好かれそうな楚々とした人間を充てたい。
リサーチは混迷を極める事になった。
ここは中国、吉林省少林寺。
ミランダが求める人材がいた。




