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決意

「あの山の中腹に邪龍は今でも居る。

私達は邪龍を倒す。

お父さんやお母さんやみんなの仇をうつ。

でももう一つあるの。

私達が襲われたとき私はハッキリ邪龍の口の中に魔法陣が浮かび上がてるのを見た。

またあいつ等は魔法で邪龍を操って誰かを殺すはずよ」


「魔法陣だって、どうやってあんな危険な魔物に近づいて口の中に魔物陣を書き込むって言うんだ」


「多分、人間を生け贄にする方法」


「はあ、魔法陣を打ちこむ人間が自分から進んで生け贄って」


「方法はいくらでもあるわ、家族とかを脅しに使ったりね」


「ミック、自分の魔力だけでなく魔石に溜め込んだ魔力を生け贄になる間際に無理やり流し込んで強力な魔力で出現させた火魔法で形作った魔法陣を邪龍に食われる前に打ち出す。

焼き印を付けるようにね。

魔法陣は重ねられる。制御系の魔法陣で炎を制御し魔法陣にして打ち込む。

口がぱっくり開いたところでね。

勿論そんな至近距離に居れば生き残る事は不可能さ」


「魔法陣はいつか消える、ましてや生物相手だったら新陳代謝で1日も保たない」


「邪龍がおそってくる前、聖公国から外から中が見えない馬車が何人もひとを引き連れてきたのを私覚えてる」


「それで生け贄が運ばれたのか」


「分からない、ただあの頃と同じ馬車を見かけた仲間がいる」


「じゃあそいつ等をやっつければいいじゃねーか」


「いつ、誰が。それを何度も行われたら」


「だから僕なんだ、せっかくこの世界にきてこんな綺麗なナターシャと出逢ったのに病でね」


「国とかを会社に頼め・・・ないか。ここは聖公国だもんな」


ミックは二人を見てやりたいことが決まった。


見ず知らずの誰かの為に戦う、何もない自分が出来る戦い。

誰かのためにしか戦えないっていう理由は何もない自分には丁度いいと。


それが邪龍相手なら不足は無い。


「さあ!行こうぜ、時間がねーからな」







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