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禁止事項

貴重な読者様へ作者(人生が辛い)からのお願い。


胸のすくような話をご期待されておられる方々には、これから何話かはかなりアレで御座いますのでご注意いただけますようお願いいたします。


何分アレなものでそういうモノが肌に合わない方もいらっしゃるかと思いますのでアレっぽいものが嫌いな方は読み飛ばして下さい。


読み飛ばして頂いても最終話への影響はございません。


なお残酷であったり陰惨な描写は一切御座いません。


以上、お知らせでした。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「デューク王子と私の娘レイアとの縁は無かったものとお思い下さい、陛下」


「ああ!そうじゃな、我のすることがそんなに気に入らないと言うなら、話は終わりだ!

ミルクを置いてとっとと出ていけ!」


睨み合う魔王国ブラキュア国王とセントリーブス王国マクシミリアン・コーデル伯爵夫人マリアンヌ。


マリアンヌの胸の中で茶色と白の縞模様の小さな猫が欠伸をする。


「あ~パフィーちゃん、こんな所さっさと御暇してママのところでノンビリしましょうね」


にゃあと子猫が鳴く。


「父上!」


デューク王子が慌てて王の元に駆け寄る。


「なにがパフィーちゃんじゃ!その子の名前はミルクじゃ!そうじゃなミルクちゃん、こっちへおいで」


なあ~と子猫が鳴く。


マリアンヌは優しく、だが一片の迷いもなく猫を抱き国王を睨む。


「返せ、わしのミルクじゃ」


「おほほほ、パフィーちゃんはママが大好きなんでちゅよねー」


誰よりも気高い笑いを王の間に響かせながらマリアンヌは猫を抱いて、そそくさとその場を後にした。


取り残される王子はがっくりと床に膝を付き、王は「なにがパフィーちゃんじゃ!今に見ておれ!」といきり立ち地団駄を踏んでいる。


「デュークよ!」


「はい、父上」


「レイア姫を好いておるのだろう!」


「もちろんです、我が生涯唯一人の伴侶と決めております。レイアも私を一生愛すると誓ってくれました」


「そうか!ならば相手の親の前からとっとと攫って来れば良い。我もレイア姫は気に入っておる。気の弱い貴様にはあのような強く優しい娘しかおらんと思っておるのじゃ」


「しかし父上、相手のご両親のお気持ちを考えますと私は強引な事は差し控えたいと」


「なんと軟弱な息子か!お互い好きおうているなら親の事など気にするでない!」


「しかし父上・・・」


「ああ!じれったい!魔王国ブラキュア国王エキシージ・ロックウェルが貴様の愛するレイナ姫とミルクを取り戻してくれるわ!。マシュー!マシュー!マシューはおるか!」


近衛騎士のマシューが悲しそうな顔で王の前へ歩み出る。


「よいか!なにが何でもミルクを連れ戻し、レイア姫とデュークの結婚式を執り行う!。

策を考えねばならん、皆の知恵が必要じゃ、配下の者を至急呼び出せ!」


再び始まる魔王国とセントリーブス王国の戦い。


戦いの原因は迷い猫をデューク王子が拾った事から始まる。


セントリーブスと魔王国の戦争が終わって5年、マクシミリアンの手紙とコーデル社の存在もあり両国に軍事同盟が結ばれた。

平和が続くとお互いの国から交換留学が行われるようになった。


セントリーブス王国の王子は魔王国へ留学し、魔王国の王子はセントリーブスへ留学した。


セントリーブス王国へ留学したデューク王子は舞踏会で知り合ったマクシミリアンとマリアンヌの娘、レイアに一目惚れしてしまった。


おどおどしながらもレイアに交際を申し出たデューク王子を見てレイアの母性が掻き立てられたのか快く応じた。


幸せな日々が続きレイアの母親にも顔合わせを済まし、婚約の儀一歩手前のある日デュークは寄宿舎の隅で子猫の鳴き声を聞いた。

デュークは子猫を抱え部屋に戻ろうとしたが、それを見かけた管理人に動物の持ち込みは例え王子であろうと認められないとつっぱねられてしまった。


いまさら見捨てる事はできない。


デュークはレイアに相談した。


『1月後魔王国にしばらく帰らなければならない用事があるので、それまで猫を預かってもらえないだろうか』と。


レイアは快諾し猫を自宅で預かることにした。


人懐こい猫は誰彼と無く可愛がられた。特にマリアンヌに・・・。


マクシミリアンに本来注がれるであったであろう愛情を全てデューク王子が拾ってきた猫に注ぐ。


「パフィーよ、この子はパフィーと名付けましょう」


猫の名前を誰にも相談なしに勝手に名付ける。


完全に自分の家の猫状態であった。


1月経ちデュークが約束通り猫を引き取りに来る。


その時たまたまマリアンヌは不在であった。


レイアが猫をデュークに手渡し、デュークはそのまま魔王国へ帰っていった。


その事を後で知ったマリアンヌは激しく悲しみ即座に魔王国へ猫を取り返しに行こうとした。


取り返すもなにも元々デュークが拾って一時的に保護をお願いしただけだったのだが、マリアンヌの頭の中から既にそういう事は抜けきっていたのだ。


物事はままならないものである。コーデル家を守るマリアンヌにそうそう休みが見つかるわけもなく2週間ほど過ぎたころ。やっとまとまった休暇が取れることが出来るようになった。


・・・が、時既に遅し、マリアンヌが名付けたパフィーという猫は魔王国ブラキュアの国王の目の中に入れても痛くない存在にもなっていたのだった。


マリアンヌが想像も出来ない可愛がられ方で・・・。


マリアンヌの嫌みが国王を刺激し、舌戦となり挙げ句にデュークとレイアの婚約破棄騒動まで発展してしまった。


しかも溺愛していた猫のミルクも連れ去られ怒り心頭の魔王国国王エキシージは遂に闘いのゴングを鳴らす。


















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