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セントリーブス一行が案内された部屋の椅子に座る。


国王にもリアルタイムで中継されていることが説明される。


全員の前に遥は立ち騎士に準じた礼をした


資料が配られるとモニターにコーデル社セントリーブス支社の全容を上空から写した映像が流れ始める。

東京23区程の面積にあらゆるものがひしめき合っていた。

そのわきに捕虜収容所が立ち並び金網で出来たもので周囲を囲む。


遥が写し出されたモノを一つ一つ解説する。


長さ300メートル幅80メートル高さ60メートルの地上戦艦。

戦車を筆頭とする各種地上戦闘車両、巨大な輸送トラックの大群、地上戦艦に垂直離着陸する戦闘機、戦闘ヘリに輸送ヘリ。

数十万両に及ぶ大型輸送トラックには近代国家の持つ全ての工業製品、薬品、燃料、資源が搭載されている。


「マクシミリアンはそなたの世界で何を成したのじゃ」


「そうですね人口1200万人の文化的生活が節約すれば3年賄える会社を作り上げたという事かと思います。セントリーブス王国の総人口が150万人位と聞いておりますので切り詰めれば24年程養えると思います。上手く産業が発展すればほぼ未来永劫セントリーブス王国は安泰だと思います。マクシミリアン伯爵からはそう成すように我々に命令されました」


「それを成せというマクシミリアンを信じよう。だがマクシミリアンはここにはおらん。その約束を誰が担保してくれるのじゃ。コーデル社の者共ならばセントリーブス王国など一捻りじゃろう」


不安顔で公爵が問う。


「お気持ちは十分にご理解致します公爵様。

ですが転移前から我々はセントリーブス王国の法律について既に支配されているも同然です。


マクシミリアン伯爵は我々にセントリーブス王国の法律を遵守させることを厳密に要求されました。あらゆる精神鑑定が行われ、法律知識の理解を求められテストが何度も行われ、国家に対する忠誠心を徹底的に問われました。


武器管理も地上戦艦の中枢部にあるメインコンピューターにより制御され法律に触れるばあいは遠隔操作で全て使用不能となります。

我々が自由に使えるのはコンバットナイフと拳銃くらいなものです。


言葉だけでは不安でしょうから現場でご説明させていただくことになりますが。


また三権分立がなされ政治的に成熟したこの王国こそが我ら地球人の価値と一致しており十分以上に守護するべきものと認識しています。


ここでマクシミリアン伯爵からの伝言を映像でお伝えいたします」


モニターにマクシミリアン伯爵が写し出される。


決まりきった挨拶がなされ遥と同じような話が続く。その後マクシミリアン一行のうち執事のグレッグ、銀翼の鷹の全員が天寿を全うした事が伝えられる。

思わず涙ぐむカーク将軍。


「では最後に国王様にマクシミリアン・コーデルよりお願いが御座います。

コーデル社セントリーブス王国支社20万人全ての社員をセントリーブス王国民として王の加護をお与え頂けますよう臥してお願い申し上げます」


20万人に及ぶ移民である。


予想以上の規模に国王は頭を抱えた。





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