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敬意

遥がマジェスティックワールドというゲームに出会ったキッカケは中学3年の姉の由美子に世界制覇を命令されたからだった。


受験勉強でゲームに関わる事がなかなか出来なくなってもマジェスティックワールドで頂点を目指す目標を掲げ、実生活同様いっさいの妥協を許さない姉らしい完璧な世界制覇実現。


熱いトークを繰り出す尊敬すべき姉。


感動する弟。


良いように使われていることに気付かない小学4年生の遥であった。



悪しき強者を挫き善良ではあるが弱きものを救う事、仲間と知恵を出し合い襲いかかる天変地異から村人を守り、襲いかかる魔物を討伐、商人として旅にでれば悪徳商人から財産を法律を破ることなく奪い取り、資金繰りに困っている者に投資、兵士となれば侵略者を完膚なきまでに叩きのめし破壊された都市を再興。ゲーム参加者の多数から王として担ぎ上げられ他国を支配するゲーム参加者との凌ぎあいを軍事、経済、魔法総てを使って制し強大な帝国を作り上げることができればパーフェクトエンドと判定されるのがマジェスティックワールドというゲームだった。


流石は尊敬すべき姉である。世界ランキング20位内に名を連ねていたのだ。


しかもアバターの名前がハルカ、親近感を覚える遥。


それでも救ったキャラの数がまだまだ足らなかった。


せっせせっせと村人や商人、獣人やエルフ、ドワーフを救いランダムに発生する天災に対応した。


やっと町を救いきろうとすると悪い魔術師がやってきては人びとを困らせていく。


遥は気がついた。姉のアバターである最強剣士ではパーフェクトエンドは迎えられないということを。


姉はぼっちだったのだ。


尊敬すべき姉はたった一人で世界を救おうとしていた。


その男気に遥は流石はお姉ちゃんだと感動した。


だがこれでは世界は救えない事も何となく気付いていた。


不可能に挑戦する姉を尊敬すべきだとはいえ依頼はパーフェクトエンドである。


依頼達成を夏休み中に達成しなければもう姉の作るお菓子が食べられなくなってしまうのではないかと勝手に思った遥は考えた。


友達を作る。


魔術師の友達を作って悪い魔術師をやっつける。


最高のアイデアだと思った。


さっそく遥は魔術師の友達を募集した。


マジェスティックワールドは世界最大のネットゲームである。直ぐに応募者があった。


ぼっちでも世界ランキング20位以内の実力を誇る姉のお陰であった。誇らしい気持ちに胸が熱くなった。


一番最初に応募してくれたマックさんとパーフェクトエンドを目指す事になった遥。


村を救い街を救うころ予想通り悪い魔術師がやってきた。


マックさんは弱かった。


あっという間に倒された。


しかしせっかく友達になったので何故負けてしまったのか2人で考えた。


気がつけば夏休みが終わっていた。


姉に受験が終わる頃まででいいから頑張れと言われた。


姉の気持ちの大きさに震える遥。


流石は尊敬すべき姉であると。





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