始まりと歴史
それからたまにフカは僕の家に来ることになった。と言っても1週間に一回ぐらいだが。
「今日はフカは来ないし魔法の修行にでも力を入れようかな」
暇な時はお父さんの書斎に行って魔法の本を読んで知識を蓄えるのだ。
「確かこの辺りに魔法に関する本があるはず」
そう言いながら書斎をいじっているとある本を見つけた。
「何だこの本は?」
その本のタイトルは第二次種族対戦と書いている。
「種族対戦か気になる」
そんなことを言いながら本のページをめくる。毎日本は読んでいるため字は読めるし書くことだってできる。
本にはこう書いてあった。
このお話は天使族と悪魔族の戦争についての本です。戦争は何年も続き他種族を巻き込むものとなった。
二種族の仲は昔から悪く抗争状態が続いていた。
悪魔族は魔力量と魔法の威力や身体能力もずば抜けているが天使族の方が魔力量は多い。
天使族は魔力量は悪魔族より遥かに高くその魔法の威力も高いが身体能力は悪魔族には及ばない。
悪魔族も天使族もお互いに得意なことを生かして戦争をする。
勝敗は結局魔神王と絶対神が和解して証拠として結婚をし子供まで作った。2人は愛し合って今も静かに暮らしている。
その時にできた子供は2人の力を授かりその力は成長すると親である2人をも遥かに上回るものとなるだろう。
だが今その子供の存在は分からないものとなった。
という内容だった。悪魔族と天使族はこの戦いで仲良くなり今は何も起こっていない。
そしてその子供が絶賛行方不明らしい気になるところだ。
「他に昔の事を書いた本は無いのかな?」
探してみるといくつか出てきたので部屋に持ち帰って呼んでみることにしたがそれ以外の本は特に語るような本はなかった。
「レイ今から少し剣術の練習をしないか?」
「分かったー今行く」
剣術か遊び程度だろうがいい機会だ習っておこう。
「レイ来たかどうしようか、どうやって教えようかな?」
「じゃあさ、お父さんの剣術を見せてよ」
「良いぞよく見とけよ」
左手を後ろに引いて右手をレイピアのように構えて腰を落とした。
そして構えが整うと剣を下から上に振り上げる。両手で剣を持ち上から下へ振り下ろす。そこからは舞うように剣を振る。なかなか悪くはなかった。
「どうだレイ」
「やっぱり凄いねお父さん、そう言えばお父さんは誰に剣を習ったの?」
「それは元々お父さんは兵士だって剣を教えていたって人に教えて貰った」
剣を兵士に教える人かたいそう強いのだろう。
「じゃあお父さんが使うのはなんて名前の剣術なの?」
「バルバット剣術っていう名前だ」
「カッコイイもう1回見せてよ」
「良いぞ」
その日はお父さんの剣術を5回ぐらい見せてもらい軽く剣を振って終わった。
ご飯の時間になったので席に着くと初めて見る料理があった。
「お母さんこの料理は何?」
「それはじゃがいもとお肉を一緒に煮た料理らしいわ」
肉じゃがみたいなものだ。
「へぇーどこの料理?」
「確か東国の方の料理だった気がするわ」
「早く食べよ」
カナとファナが早く食べたいと言うので、冷めないうちに話は切上げて食べることにした。
その夜ご飯を食べて魔法の勉強をした。
「魔力量が今どれくらいか分からないけど増えたことは間違いないがもっと多くなるように鍛錬しなければ」
そう言い出し魔石を取り出す。魔石に魔力を込めて形を変えていく特訓は毎日欠かさずにやっている。
それに加えて新たに手に入れた犬型の魔物から手に入れた。魔石を使って練習もしていた。
カールさん似もらった魔石よりも固くて形を変えずらくたくさんの魔力がいるので鍛錬に最適だった。
「ふぬぬぬぬぬ」
ふぬけた掛け声とともに魔力を込めて形を変える。そして完成したのが人型をした魔石だ。モデルはフカにした。(だってお父さんとかやだしお母さんにすると刺激が強すぎて健全な子供の教育に悪いのでダメだ)
そして最近気づいたのだが魔石を二つに分けるとその魔石は僕の魔力が入っているのでもう片方の魔石の場所が分かる。もっと上の方まで行くと電話とか出来そうだな。
「レイいる?」
この声はファナだ。どうしたのだろうこんな時間に。
「何ファナ?とカナも?」
「渡したいものがあるってお母さんが」
そう言って呼び出されたのである。
「実はカリューが魔石を送ってきているの。丁度5つあるからレイにもと思って」
おぉー新しい魔石かそれは欲しいな。今のは少し飽きてきたところなのだ。
「ありがとう」
「じゃあこれよ大切にするのよ」
「はい、お母さん」
大切にこれで修行します。
そして急に魔石にも歴史があるのか気になったので聞いてみた。
「魔石が初めて見つかった時は偉い騒ぎだったらしいぞ文化に新たな革命が起きるとかなんとかで」
「へえーそれは凄かったんだろうな」
やっぱりどんな物にも歴史がありエピソードがある。
そして僕は5歳になった。
誤字やこうした方がいいなどありましたら教えてくださいお願いします。




